「知ることが犯罪」なんて許せない!〜「秘密保護法を考える超党派の議員と市民の勉強会」 | |||||||
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きょう(10月10日)は仕事のあいだの時間をこじあけ、「秘密保護法を考える超党派の議員と市民の勉 強会」に行きました。遅い、ようやく、勉強してる段階か。そんな苛立ちも正直あります が、取材・報道に携わる端くれとして胸打たれました。福島みずほ議員(社民)はじめ、 尽力された主催者に心から感謝します。 講演した西山太吉さん(写真)は、日本の現実を「真実を知らないまま、政府の情報操作で流され ていく。民主主義が空洞化している」と指摘し、沖縄密約に関連し「(真実解明に)たい へんな犠牲が払われてきた」と言われました。海渡雄一弁護士は、「国権の最高機関(国 会)が、何が秘密化を指定する官の下僕になる」。小宮山泰子議員(生活)は「日本は崖 っぷち。一部の権力者が情報を隠せるのは民主主義じゃない」と語りました。 この問題を考える上で、立法化を狙う官僚・自民党と同じ目線で、「どこまでが秘密か」 「どう秘密を守るか」という議論をしても仕方がありません。彼らが隠したい「秘密」こ そ、庶民が知るべきことでしょう。赤嶺政賢議員(共産)は、「秘密が、沖縄県民の命と 暮らしと権利に深く関わっている。それを明らかにすることが、私たちの仕事だ」と言い ましたが、同感です。「彼ら」が躍起になって隠すことこそ、私たちが知るべき大切な何 か。 司会をした山田太郎議員(みんな)は「この問題に右も左もない。これからが勝負」。武 富士裁判はじめいろいろお世話になっている上智大の田島泰彦先生は、会の盛況ぶりに「 もしかしたら、何とかなるかなという希望を抱いた」と言いましたが、私もそう信じます 。民主主義というしくみは、私たち市民が真実を知ってこそ機能します。隠された真実を 知ること・知らせること・知ろうとすることを「犯罪化」するなんて、絶対に認めること はできません。西山さんたち大先輩の、また世界各国で、真実を明らかにするために払わ れてきた犠牲と労苦を無駄にはしないぞ。 報告・写真=北健一(ジャーナリスト) Created by staff01. Last modified on 2013-10-10 22:55:27 Copyright: Default |