映画『襤褸(らんる)の旗』に寄せて〜真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず | |
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●映画『襤褸(らんる)の旗』に寄せて 木下昌明 真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず
・・・足尾鉱毒で始まり、四大公害を経、そして今なお発生する公害、さらには沖縄を含めた基地問題など、すべては同根である。それを貫いているものは、国を豊かにするという思想である。そのもとで企業を保護し、住民は切り捨てるという構図が続いてきて、福島原発事故を経た今もその構図は全く変わっていない。しかし、「民を殺すは国家を殺す也」と正造さんが指摘した通り、住民を見捨てる国が豊かであるはずがない。正造さんは言う。「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし。」・・・ この文のしめくくりには、「私もまた私だけの命を何者にも屈せずに、私らしく使いたい」と自らの決意を語っている。今度の足尾事件と田中正造を描いた『襤褸(らんる)の旗』をみて、私たちも考え、行動しようではないか。 *『襤褸(らんる)の旗』は7月27日(土)レイバー映画祭で上映される。午前10時から。田町交通ビル6Fホール。詳細 Created by staff01. Last modified on 2013-07-25 11:45:07 Copyright: Default |