本文の先頭へ
東京管理職ユニオン : 偽装破産のガソリンスタンド、労組が職場占拠・自主営業
Home 検索

 偽装破産を行ったガソリンスタンドで労働組合が職場占拠・自主営業に突入しました。東京都府中市と調布市でガソリンスタンドを経営する株式会社柴田商店(代表取締役社長・柴田昌克)で従業員20名のほとんどが労働組合に結集し、残業代の支払いなどを求めて闘ってきました。しかし、経営者は「名ばかり管理職」の従業員への支払いを拒み、1月30日、組合潰しを目論み、ガソリンスタンド事業が黒字であったにもかかわらず、破産手続きに入り、従業員全員に対する一方的解雇を通告しました。これに対して東京管理職ユニオンは、職場を実力で占拠し、自主営業に入りました。(S)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 以下、東京管理職ユニオン書記長の鈴木さんからのメールです。

 報道機関 各位

 東京管理職ユニオンの鈴木剛です。

 東京都府中市と調布市でガソリンスタンドを経営する株式会社柴田商店(代表取締役社長・柴田昌克)で従業員20名のほとんどが労働組合に結集し、残業代の支払いなどを求めて闘ってきました。しかし、労働組合を嫌悪した経営柴田一族は、「名ばかり管理職」でしかない従業員たちに対する支払いを拒否し、団体交渉でも不誠実対応を繰り返しました。ついには1月30日、組合潰しを目論み、ガソリンスタンド事業が黒字であったにもかかわらず、破産手続きに入り、従業員全員に対する一方的解雇を通告しました。

 これに対して私たちは、職場を実力で占拠し、自主営業に入りました。労働組合に結集した従業員たちは、車検整備工場も運営し、長年顧客や取引先との信頼関係を保ち、よい仕事を続けてきました。経営者がいなくても、地域の雇用と良質なサービスを提供する意欲と力をもっており、ガソリンスタンド営業の継続を求めています。

 昨今、経営者の失策や身勝手な都合により、「偽装倒産」も目立ちます。私たちは、このような雇用破壊を許さず、経営者の責任を追及しながら、地域と労働者のニーズがあれば協同労働でもって自力で職場再建する方針です。このような動きを支援する法制化運動も進めたいと考えます。

 本件は象徴的な事件であり、私たちは多くの方々に支援を呼びかけます。つきましては、報道機関のみなさまに取材と報道いただきたくお願い致します。

現地 東京都府中市白糸台6−8−3 株式会社柴田商店「府中白糸台SS」(最寄駅・京王線「飛田給」駅から徒歩10分)

連絡先 東京都渋谷区代々木4−29−4西新宿ミノシマビル2F ユニオン運動センター内 東京管理職ユニオン 書記長 鈴木剛 TEL・03−5371−5170 FAX・03−5371−5172


Created by staff01. Last modified on 2013-02-01 22:15:38 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について