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渡部通信〜石原都知事の危険な火遊び
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」
 ・「新芽ML」
の渡部です。

すでに新聞でも報道されていますが、
昨日(4月19日)、東京地裁(古久保正人裁判長)で、
近藤順一さん(元八王子五中夜間中学教員)の
累積加重処分裁判の判決がありました。
結果は以下の通りです。

 1.2007年(平成19年)3月 戒告→是認
 2.2008年(平成20年)3月 減給1月→取り消し
 3.2009年(平成21年)3月 減給6月→取り消し
 4.2010年(平成22年)3月 停職1月→取り消し

1月の最高裁判決後初めての下級審判決で
以上のような判決が出たことは、
都教委に対して大きな打撃となったと思われます。

というのは、都教委は、加重処分が出来なければ、
「再発防止研修」を強化し免職の道を探ろうとしている訳ですが、
「戒告」どまりの処分で「免職」をさせるなどということは
たとえ「再発防止研修」を強化しても、
ますます困難になると思われるからです。

なぜならそれは「思想・良心の自由」の
直接的な否定となることは明らかだからです。
また、そのようなことをすれば、
 ・法体系そのもの、
 ・或いは最高裁判決(「君が代」強制を認めており、
  問題なのですが)そのもの、
にも反する行為となっていくことは明らかだからです。

(それでも大阪はそれを公然と行おうとしていますから、
とんでもないことを大阪ではやろうとしているわけです。
最高裁判決でも東京と大阪の異常さについては述べられています。)

この後東京ではまだまだ下級審が残っていますから
次々に同じような判決が出てくれば、
事態は少しずつ動いてくる可能性があります。
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石原都知事が、アメリカのワシントンで16日、
尖閣諸島を東京都が買い取るという発言をしました。
これは「たちあがれ日本」が行lきづまり、
「石原新党」も「白紙」状態になり、
にっちもさっちもゆかなくなった石原が、
大勢挽回のために打った「博打」のようなものだと思います。
危険な「火遊び」と言ってもいいと思います。

さっそく中国や台湾が強く反発しました。
石原は公然と喧嘩を売って、日中間の関係を損ない、
東アジアの緊張を高めるようなことをしているのです。
先日も彼は、首都大学東京の卒業・修了式で
卒業生に向かって「中国を『シナ』と呼ばなきゃダメ」
と語っています。

国際的な「平和と友好」を旗印に掲げた
オリンピックを招致しようとしている東京の都知事が
公然とこのような事ばかりやっているのです。

さすがに都職員も寝耳に水だったようです。
オリンピック招致どころではなくなったでしょう。
都議会や都庁内部からも批判が起きてくるでしょう。

このままではオリンピック招致が絶望的になると思ったのか、
石原は19日、都の取得時期は、
来年4月以降になるとの見通しを示す一方、
 「国が領有権を含めて万全の体制を敷くなら、
  いつでも東京は下がる」
などと、あたかも他人事のように言うようになりました。

石原はいつも旗色が悪くなると他人に責任を
転嫁します。

石原は現在、「君が代」処分も含め、八方ふさがりとなり、
AIJが企業年金の運用で行きづまり「博打」のような投資に
手を染めていったような状況にあるのではないでしょうか。

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<都教委包囲ネットワークでは、
この春の闘いを踏まえ、以下の集会を開くことになりました。
<集会名> 「2012卒・入学式の闘い」4・29報告交流集会
<日 時> 4月29日(日) 18:00〜
<場 所> (杉並区) 阿佐ヶ谷産業商工会館 講堂
              (JR阿佐ヶ谷駅下車7分)
<趣 旨>
 「日の丸」裁判の最高裁不当判決がでそろい、
 石原・橋下の暴走、原発問題、憲法改悪等、
 2012年は今後を左右する画期となる年となる。
 そうした中で、今年も東京で、大阪で、
 卒業式において果敢な闘いが展開された。
 そうした人々を励まし、闘いを受け継ぐための集会である。
<内容>(予定)
 ・春の闘いの概要報告
 ・東京の不起立者から
 ・大阪の全体状況
 ・大阪の不起立者から
 ・東京の裁判原告から
 ・他
<資料代>500円
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都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス、
   http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
   http://homepage3.nifty.com/hinokimi


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