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渡部通信〜大阪で35名の「君が代」不起立者
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 
・「千葉高教組」・「新芽ML」
の渡部です。

以下のようなメールが入ってきました。
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 元教ネットのKです。
 お願いです。
 春の戦いの最大点です。ご賛同、そして参加をお願いします。 
 大阪府、市下で「君が代」不起立者35名が出ています。
橋下の暴虐にもかかわらず、敢然と立ちあがっているということが伺えます。
 府関係では、すでに処分が17人に出され、
27日には12人に府教委で処分が出されるようです。
 卑劣にもこの戦いに恐れをなした橋下は、懐柔策、
運動の分断策に出てきています。それは、
「式に出ないという選択もありうる」ということです。
まさにファシストの手口です。許せません。
 26日は中之島公園、女神像前で、午後6時30分から、
そして、27日には、処分発表と矯正研修に抗議して
集まることになっています。府庁舎別館を包囲する最大の集まりを
お願いします。
多くの方の参加をお願いします。
 府立学校の不起立者には、14時15分集合と伝えられていますので、
13時45分に府庁別館前集合でお願いします。
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あれだけ、橋下が「クビ」で脅したにも関わらず、
大阪では35名もの不起立者が出たようです。

3月21日の大阪市立小の卒業式で不起立した女性教員(55)は、
 「以前から国旗国歌の強制はおかしいと思っていた。
 急激な教育の破壊が進んでいる。
 教師生命をかけ抗議の意志表示を示すために座る。
 子どたちも私の姿を見てなぜこういうことが起きたのかを
 考えるはずだ」
と、真正面から堂々と不起立の意味を語っています。

これまでこれまで「公務員を辞めなきゃ」等と言っていた橋下は、
まさに「卑劣にもこの戦いに恐れをなし」、
「式に出ないという選択もありうる」などと述べているようです。
35人もの不起立と上述のような教員が出てくるとは
彼の「想定外」だったのでしょう。
彼は、彼の「マネジメント」力で、
表面的に全員が起立斉唱したと見せたかったのです。
しかし、そうはならなかったわけです。
彼には大きな打撃です。彼は動揺しているのです。

また、府教委の生野照子委員長(68)は、
「政治が暴走する可能性を残してしまったことに
責任を感じる」として、
23日の府議会で教育関連2条例が可決されたのを受けて、
辞任するようです。(28日教育委員会会議で正式表明)

さらに、「君が代」斉唱の際の口元監視に対しては
新聞紙上でも多くの批判が出ています。

26、27日は、不起立の女性教員の言葉などを前面に出して、
抗議行動を是非堂々とやって頂きたいと思います。

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昨日(3月23日)大阪府議会で
 ・「府教育行政基本条例」(知事の教育への関与を強める)
 ・「府立学校条例」(校長の権限強化、保護者の学校運営参加)
 ・「職員基本条例」(職員評価や処分厳正化)
が可決しました。

これは今後の日本全体の教育にも
大きな影響を与える大変なことです。
(弱腰で無責任な文科省は見て見ぬふりをしています)

しかし、冷静に考えると、
これらの条例案はいわゆる新自由主義路線に基づくもので、
イギリスやアメリカの「教育改革」の例をみても明らかなように、
具体化が進めば進むほど、必ず大きなひずみが出てきます。
不起立の女性教員が述べているように、
今後「急激な教育の破壊」が進行するでしょう。

今回の条例制定は、太平洋戦争突入時に、
「勝った、勝った」と騒いでいたのと似ています。
橋下氏自身、「僕は国会議員にはなりません」
「市長4年で賞味期限切れです」などと述べています。
これはウソかもしれませんが、全く無責任な話しです。
所詮、中味はその程度のものなのです。

私たちは、「持久戦」で闘って行きましょう。
(すでに初戦でも彼に打撃を与えています)

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都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス、
  http://kenken.cscblog.jp/ 

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
   http://homepage3.nifty.com/hinokimi

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