<テント日誌 10/19(金)――経産省前テントひろば 405日目>
秋の夜風に映えるぼんぼりとテントTV
10月19日(金) 晴れ
午前中の健康診断を終え、別件の用を済ませてテントに着いた時は、もう午後4時で、テレビ
放送は始まっていた。福島瑞穂さんがインタビューに応じているのが見える。
福島から世界へ は亀屋幸子さん(写真下)。双葉町の原発から1.5kmの自宅から、着のみ着のまま
で逃げ、いくつもの避難所を転々とした有様を、昨日のことのようにリアルに話される。その時の
恐怖、悔しさ、怒り、無念さが聞いている者の胸に迫ってくる。そして東電が賠償を全く進めず、ほ
んの雀の涙にも満たないような端金の見舞金で済ませたまま、のうのうとしていることに心底から
の怒りを語られる。政府の被災者を見捨てたような態度にも怒りはさらに高まる。そして帰ること
のできない双葉町への望郷の念・・・。
福崎さんのハンストは今日の午前10時で満1ヶ月となり、終えられた。9月19日はまだ暑さが
残っていたが、今は日暮れと共に肌寒さを感じるほどである。それにしても淡々としていて、その
元気さには驚いてしまう。大変な強い意志で貫かれたのであろう。インタビューからもそれはにじ
み出ていたように思える。
途中で、池邊さんのピアノ演奏があり、ショパンの流れるような音楽をみんなで楽しむ。そして藤
原さんの、福島第一原発の状況の解説。TV放送が終わる頃にはあたりはすっかり暗くなって、秋
の夜風にぼんぼりが映えている。
テントTVは回を重ねるごとに脂が乗ってきたようだ。これからが楽しみとなってくる。
放送終了後はアーカイブで見られます。
アーカイブのアドレスは http://www.ustream.tv/recorded/26273961 です。
官邸前行動は先週より多くなっていると誰かが話していた。同時に公安警察の私服警官の数も
増え、睨みをきかせている、との感想も。
夜、うしとら旅団の人たちがおこなった、大熊町の明日を考える女性の会の木幡さん(現在会津
の仮設住宅で避難生活中)や、富岡町からいわき市の仮設住宅に避難していてそこで連絡員をさ
れている西山さんとの交流会に参加した。うしとら旅団は、富岡町や大熊町の人たちの仮設住宅
を毎月訪れ、様々な支援(整体や、語り合い会や、餅つき大会や、演芸や、賠償についての学習
会etc)をおこなっているグループである。
木幡さんの深く、鋭い思考、問題提起、そして西山さんの明るさに引っ張られながら話は遅くまで
弾んだ。木幡さんには、テントTVの「福島から世界へ」への出演を了解いただく。
家に帰ると、福島原発告訴団の全国告訴についての以下のメールが流れてきていた。
関東3000人(10/18)突破、全国7322人(10/19) 関東事務局の本日19日の未集計分をいれたら7500人弱に到達しました!!
みなさん、締め切りは10月31日です!!
あと2500人、みんなで1万人にしましょう!!
ツイッター、Facebook、ブログ、ホームページへの拡散お願い致します!
必ず1万人を突破しょう。 ( Y・T )
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staff01.
Last modified on 2012-10-22 16:38:06
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