報告(Y) : 9.9オスプレイ反対!国会包囲行動 | |
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米海兵隊の垂直離着陸機・MV22オスプレイの普天間基地配備に反対して9日、沖縄現地では大規模な県民集会が開かれた。これに呼応して首都圏でも行動が取り組まれ、約1万人の参加者が手をつなぎ、国会を包囲した。主催は「9・9沖縄県民大会と同時アクション」。 午前11時の開会前。国会議事堂前の歩道には続々と人が集まってくる。三線のメロディに―乗って「沖縄を返せ」の演奏が始まった。 主催者あいさつとして一坪反戦地主会関東ブロックの外間三枝子さんが発言。「沖縄をこれ以上ばかにするのはやめてほしい。これからが正念場。命をかけ身体を張った闘いが始まる。日本人としての誇りを取り戻す闘いだ。ぜひみなさんの力を貸してほしい」。 東京沖縄県人会の島袋徹さんは「世界で一番危険な飛行場に、世界で一番危険なオスプレイが配備される。断じてこれを阻止する」と気勢をあげた。 軍事評論家の前田哲男さんは「年間330回もの低空飛行訓練が実施される。ある人々の利益のために、ある人々に犠牲が強いられる。高橋哲哉さんはこれを『犠牲のシステム』と名づけた。日米安保こそこの犠牲のシステムだ。民意を伝えるために、この国会前はふさわしい場所だ」と話した。 参議院議員の田村智子さん(日本共産党)は、「オスプレイは人為的なミスが避けられない機種。政府は説得する相手を間違えている。沖縄県民ではなく、アメリカに対してこそ(配備をやめろと)説得しなければならない」ときっぱり。 県民大会に参加している社民党・福島瑞穂党首からのメッセージが代読された後、国会に向けてシュプレヒコールが続いた。 正午前には、哲学者の高橋哲哉さんが到着。「オスプレイは6日、アメリカで市街地に緊急着陸した。目撃した女性の話では煙が 出ていたという。こうなるともはや、オスプレイじたいが、私たちに危険だとメッセージを発しているのではないか」と提起。「森本防衛大臣が試乗し快適だと言った。ならば何度でも乗ってみればいい。本土で声をあげて東京の政治を変える。基地を撤去させる。みなさんがんばりましょう」と締めくくった。 正午過ぎ。参加者は南北方向二手に分かれ、国会を取り囲んだ。正門前では、横断歩道の信号が青になるたびに、中央部分に駆け寄り、つないだ手を高く掲げた。青信号が点滅すると警察が規制に入って分断し、再び青になると参加者が両側から飛び出す。そんな攻防が何度もあった。 まるでSF映画に出てくるような飛行機だ。機体の重さ、大きさに比べ、あまりに小さく短いプロペラ。このプロペラが、前進する固定翼、垂直に動かすヘリモード、両者の中間の転換モードの、3つの動作をすべてこなす。事故が多発するのは転換モードで、突風に弱いという。構造的欠陥による危うさは、専門家でなくても容易に想像できる。悲惨な事故を覆い隠して、危険な現実から目をそむける。安全だ安心だとの強弁を性懲りもなく繰り返す。原発もオスプレイも同じである。炎天下での暑い熱い闘いは、9月に入っても続いていく。(Y) Created by staff01. Last modified on 2012-09-09 19:01:45 Copyright: Default |