写真報告(Y)〜6.16再稼動抗議アクション | |
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野田首相は6月16日午前、関係閣僚らを集めた密室会合を開き、関西電力大飯原発3・4号機の再稼働を強引に、一方的に決めた。これに先立ち、福井県の西川一誠知事が首相と会談。再稼働の同意をしたという。雨が降り続くこの日の官邸周辺。午前9時から続々と人々が駆けつけ、「再稼働反対」「原発はいらない」と、抗議の声をあげた。 参加者はリレー形式で発言を繰り返した。ある人は、「休日の土曜の朝から、なぜ私たちはここに集まらねばならないのか。原発のせいだ。国民の半数以上が反対しているのに、民主国家ならあり得ないことだ」。「原発が1基も動かなかったことは、外国には希望に映っている」などと訴えた。 カメラを抱えた大手メディアの取材クルーが、狭いスペースに陣取っている。一部の新聞・テレビを除き、さっぱり報道しないマスコミへの批判も目立った。 「横断幕を降ろせ、ゼッケンを外せ」。参加者の約半数が官邸を取り囲むウォークに出発すると、警察の規制はより厳しくなる。しかし建物裏側でのシュプレヒコールの迫力に、そんな警告も空しくかき消されてしまった。出発地点まで、歩道のデモ行進がぐるり延々と続いた。 世界最悪の福島原発事故から1年3カ月。今日の決定で、この国は再び破局への道を歩み始めた。野田首相に言いたい。あなたはどうも、自分の演説に酔いしれ悦に入っている節がある。だが、聞かされる私には、それはただの独りよがり。世論とかけ離れた稚拙な作 文で、限りなく軽く、空疎に聞こえてくる。 「国民の生活を守るため」だって? 私は、市民の命と健康を脅かす核と原発に、今のささやかな生活を守られたくはない。無責任なあなたが、もし「責任」を取るのならば、ただちに再稼働を撤回し、国内すべての原発の廃炉を決めたうえで、総理大臣の座から潔く降りることだ。(Y) Created by staff01. Last modified on 2012-06-16 20:50:45 Copyright: Default |