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テント日誌(6/7)フクシマの怒りと叫び 官邸前ダイ・イン&座り込み&カンショ踊り
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<テント日誌6/7(金)――経産省前テントひろば271日目 稼働原発ゼロ33日目>
       フクシマの怒りと叫び 官邸前ダイ・イン&座り込み&カンショ踊り
       加藤登紀子さんも激励に  200名以上の参加で


6月7日(金) 晴れ
 初夏の陽射しと爽やかな風を受けて、福島の女たち呼びかけの、官邸前、女性達のダイ・イン
&座り込み&カンショ踊りは、100名を超える女性達の参加、総数200名以上でもって行われた。
 11時頃には、テントの前は人が集まり始めて気分が高揚した雰囲気に。屈託のない子どもたち
が描かれた色鮮やかな横断幕が人目をひく。12時に、100名ほどが取り囲む中で、黒田さんを
初めとする福島の女性たちによって、今日の行動の趣旨・概要・注意事項が説明される。
 福島では、今、福島原発事故の責任追及で国と東電を刑事告訴する告訴団運動が繰り広げら
れ、1324名が告訴人となって6月11日に福島地方検察庁に告訴状を提出する予定だそうだ。
その準備のために今日の参加は予定の半数の15人となったと報告があった。今日の官邸前行
動は、福島での運動と一体となった行動であることを知らされる。

 12時40分から官邸前に移動。13時30分から福島の女性全員で内閣府へ申し入れ。申し入
れは1時間程続く。その間、アピールやチェロの演奏。
 14時頃、加藤登紀子さんがテントを来訪。テントの前にいた留守番役の者たち1人1人と握手。
第1テントの中でしばし歓談。続いて第2テントの中も見学した後、テントの前で記念撮影。そして
急いで車で官邸前へ。官邸前で連帯の挨拶、そしてアカペラで2曲歌われたところへ、申し入れ
を終えた福島の女性達が出てきて感激の対面。
 福島の女性1人1人から申し入れで話した内容の報告がある。はじめて話を聞く方も何名かお
られたが、その切実さに胸を打たれる。
 そして13時20分頃、ダイ・イン。100名をこえる女性達が官邸の向かい側の歩道をビッシリと
埋めるように身を横たえ、その上をチェロの静かな音が流れ、生と死の狭間をこえて尚、命の叫
びを上げ続けるであろう女たちの静かな意志が伝わってくる。
 ダイ・インの後には、力強い抵抗のカンショ踊りが繰り広げられてこの日の行動は終わりとなった。

 夕刻からは再稼働阻止!全国アクションの官邸前緊急行動。毎日、次々とデタラメさが繰り広
げられる原子力行政(今日は老朽原発美浜2号機の40年+10年延長の保安院による認可)の
中で大飯再稼働へと暴走する野田首相。昼間の福島の女性達の訴えに照らしてみれば、それは
もう重大犯罪としか言いようがない。なんとしても阻止したい。           ( Y・T )

表現の自由を守ろう 
7日は夜にも再稼動反対!全国アクションが大飯原発再稼動NO!の官邸前緊急抗議行動を実施
した。野田首相に私たちの怒りが届いただろうか。
 終了時に少々の事件があった。終了予定時刻20時を過ぎた折に、警察から終了するように注
意されたのだ。主催者は、長引いたことは参加者に申し訳ないが、警察から注意を受ける言われ
はないと突っぱねた。公道を使用して抗議行動するのに警察の許可を得る必要がないのだから、
当然の対応だ。
 抗議行動をスムーズに運ぶためにある程度警察と協力するという意見もあるようだが、日本国
憲法第21条(1 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。)と、
日本国憲法第12条(この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、
これを保持しなければならない。)を確認しておきたい。デモ時の警察による参加者撮影、指揮官
車による妨害、不必要な交通規制、沿道歩道でのチラシ撒き妨害などなど、不断の努力をしない
と警察は我々の表現の自由を規制する。                       ( K,M )

<新党大地の議員も来訪――おおい総合運動公園テントより 6月7日>

6月7日(木)曇不暑不寒  結局夏の間、稼働0で乗りきれば、原発神話はきれいさっぱり払拭され
る。なにもかもブライト・シャイニング・ライであったことが証明される。せめて7月半ばまでゴ‐サイ
ンを出させないために全力をあげたい。
 さていかに、と考えていたところに、ひょっこり、新党大地の平山さん、横峯さんなど4人おみえに
なる。おおい町に再稼働をしないよう要請にゆくとのこと。あとからQも役場にゆき、原発担当の企
画課職員に念のための確認をする。時岡町長は、福井県安全専門委員会の最終報告を待って、
判断をする。今のところ、よし、とも、だめとも回答はしていない、とのことであった。
 中川英之さんには、再稼働許すなのメールは再三再四いれている。さらに手を緩めず立ち向か
う。ほぼ同時に、京都の8人が町役場を訪ねている。「舞鶴市は人口の三分の二以上が大飯原発
の30キロ圏内で生活しており、被害をうける可能性が高い地元」と舞鶴、宮津、綾部、南丹、京丹
波の4市1町の住民115人の連名の再稼働許さないで、と、過酷事故を想定した国の被害予測の
実施と公開を県に求めることの2点を要請されたのだった。関電の消費者と生産点の住民の意思
を踏みにじる暴力を阻止したい。                            ( Q )



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