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紹介『生命たちの悲鳴が聞える−福島の怒りと脱原発テント』
私たちはいま二つの課題に直面している。原発問題と福島問題だ。前者では、
ついに原発ゼロを闘いとり、夏に向けて大飯再稼働を阻むことができるか否かの
山場を迎えている。これはもちろん重要。同時にこれと密接に結びついてだが、
すでに事故が起きてしまった福島の問題がある。反戦・反安保の闘いの軸に沖縄
が坐らなければいけないように、脱原発闘争は片時もこの福島を忘れてはならな
い。
だが情勢は甘くない。特に震災・事故1周年以降、避難した人はすでに避難
したことも含め、除染と帰村、分断と棄民の復興政策が激しく進行している。被
災・被曝の全貌がこれから明らかになろうとしているのに。この逆風のなかで、
福島県民のなかから、極めて重要な、勇気のある闘いが始まった。
3月16日、いわき市で結成集会をもった「福島原発告訴団」(団長・武藤類子)の闘いだ。
これだけの事故と被害を起こしておいて、誰一人刑事的責任を問われないなんて
おかしい、という実に単純な思いから運動は始まっている。6月11日の1千名
規模の集団告訴に向け闘いが進んでいる。復興モードにおおわれた福島で、この
ような、いわばお上に楯突く行為がどれだけ困難であるかは、遠くにいても分か
る。だがこの闘いは、事故の元凶・責任を法廷闘争をテコに暴き、避難か除染か
で住民同士がいがみ合うなどという悲しい現実を突き破るためにも、どうしても
必要なのだ。
私は、今回、福島の女性数名、経産省前テントに関わった男性数名の協力を得て、
2つの座談会を行い、『生命たちの悲鳴が聞える』と題する本を
つくった。話題は多岐にわたり、私自身多くを学んだ。その上で、私の個人的思
いとしては、この本の結論の結論は、上記刑事告訴を人々に伝えることにある。
人も、金もないなかで、まだ広く知られていないこの闘いをもっと知ってほし
い、その一助として、出来れば本書の購読をお願いしたい。さらに「告訴団」の
ホームページから情報をつかみ、さまざまな力をこの運動に集中することを私か
らもお願いしたい。(岩本愼三郎)
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編集・発行/エイエム企画
発売/社会評論社
定価/本体1000円+税 四六版並製128頁
ご注文は、TEL 050-3608-9443 FAX03-3207-1273
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税、送料こみで、1冊1130円でお願いします。
なお、本書は、経産省前テントでも扱っています。
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Last modified on 2012-05-26 01:31:11
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