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処分撤回を求めて(227):赤川次郎さんの朝日新聞投書
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東京・全国の仲間の皆さんへ。

被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

「処分撤回を求めて(227):赤川次郎さんの朝日新聞投書」を送信します。

お読みになった方も多いと思いますが、昨日4月12日の朝日新聞朝刊の「声」欄冒
頭に赤川次郎さんの投稿が掲載されました。全文を紹介します。

赤川さんは昨年、全都の「君が代」訴訟原告団が共同で開催した「学校に自由と人権
を!10・22集会」にもメッセージを寄せて、「どんな権力も人の心に立ち入るこ
とは許されない。『日の丸・君が代』強制の問題もまた、「人の心に立ち入ってい
る」からこそ許してはならないと思います。」述べています。

<朝日新聞「声」欄 4月12日>

「橋本氏、価値観押しつけるな」
 作家 赤川次郎(東京都港区 64)
 
 大阪の橋下徹市長は大阪府立和泉高校の管理職をなぜ処分しないのだろう?教師の
口元チェックをしながら、姿勢正しく心をこめて「君が代」を歌えたはずがないのだ
から。
 それにしても生徒のためのものであるはずの卒業式で、管理職が教師の口元を監視
する。何と醜悪な光景だろう!橋下氏は独裁も必要と言っているそうだが、なるほど
「密告の奨励」は独裁政治につきものである。
 府知事時代、橋下氏は初めて文楽を見て、こんなもの二度と見ないと言い放ち、補
助金を削減した。曰く「落語は補助金なしでやっている」。舞台に座布団一枚あれば
いい落語と、装置をくみ、大勢の熟練の技を必要とする文楽を一緒くたにする非常
識。客の数だけ比べるのはベートーヴェンとAKB
を同列にするのと同じだ。
 文楽は大阪が世界に誇る日本の文化である。理解力不足を棚に上げ、自分の価値観
を押し付けるのは、「力強い指導力」などとは全く別物である。
 過去に学ぶ謙虚さを持ち合わせない人間に未来をタクするのは、地図もガイドもな
く初めての山に登るのと同じ。一つ違うのは、遭難するとき、他のすべての人々を道
連れにするということである。


◆裁判傍聴に裁判所へ行こう!

一連の最高裁判決で「日の丸・君が代」強制反対の裁判は決着したわけではありませ
ん。10・23通達撤回・不当処分撤回を求めて処分取消二次訴訟・三次訴訟・人事
委員会審理はまだまだ続きます。粘り強く闘いますので後続訴訟への絶大なご支援を
お願いいたします!


★「授業してたら処分」事件第1回口頭弁論
*授業してたら処分?!―本当の話しです。2005年再発防止研修・専門研修の日
程変更を認められず授業をして減給6月の重い処分。Fさんは処分取消を求めて地裁
に提訴。いよいよ弁論が始まります。
 5月7日(月)15時30分集合 16時開廷
  東京地裁527号法廷 (定員42名)
  終了後、報告集会 会場未定

★東京「君が代」裁判三次訴訟
(東京地裁民事11部、07・08・09年処分取消請求、原告50名)
 5月25日(金)第8回口頭弁論
  14時40分傍聴抽選〆切(予定) 15時開廷 東京地裁527号
  *大法廷(定員100名)の復活を訴え続けています。

★再雇用拒否撤回第2次訴訟第12回口頭弁論
(東京地裁民事36部、原告24名。07・08・09年の再雇用拒否の損害賠償請
求。)
 6月7日(木)15時開廷 (抽選なし・先着順)
  東京地裁103号(大法廷、定員100名)

<東京地裁・高裁への行き方> 地下鉄霞ヶ関A1出口。徒歩1分。


HPの「お知らせ」「今後の予定」「処分者数一覧」等更新しました。
最高裁判決全文、各種声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(4月5日新規更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************



Created by staff01. Last modified on 2012-04-13 12:36:27 Copyright: Default

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