都内に福島自主避難ネットワーク「てとて」がオープン! | |||||||
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都内に福島自主避難ネットワーク「てとて」がオープン!3月3日、東京都品川区で「福島避難母子の会in関東」運営による福島からの「自主避難者」をつなぐネットワーク「てとて」が誕生した。オープニングイベントには90名が参加し、会場となった品川区の「てとて」の事務所は立ち見が出るほどの大盛況であった。 「福島避難母子の会in関東」は、福島から避難してきた区域外避難者により昨年6月11日に発足した。最初は数名の参加による「交流会」で、お互いの本音の交流を積み重ねその後参加者が徐々に増えていく。そして、今回より多くの「自主避難者」を結ぶことをめざすネットワークが誕生した。その名も「てとて」。そこには、避難者のつながりの拡がりを願う思いがこめられている。 オープニングイベントでは、この間の福島をめぐる「自主避難者」の状況報告があり、実際に当該の避難者からこの1年間を振り返る発言が続いた。 そして、「避難母子の会in関東」を立ち上げた深川美子さん(郡山市から世田谷区に母子避難)からは、「全国の自主避難者をつなぐコミュ二ティスペースとして、避難情報、保養情報、住宅情報、雇用情報などの分散した情報をまとめて発信していけるプラットホームをめざしたい」という「てとて」の目標が示された。 被災1周年を目前に控え、国や東電は区域外被災者に対する「賠償」をやっと約束した。しかしそれは極めて不十分なものである。居住については現行の災害救助法の摘要(2年間の居住無償貸与)ではまったく不十分であり、また内部被曝をはじめとした健康に関する補償制度はほとんど整備されていない。今後全般的な被災者支援の法整備が急務な中、避難者自らがネットワークの拠点を立ち上げた意義は極めて大きく、今回はマスコミも大きく注目した(3日のNHKニュースで報道)。今後は、この流れを本筋にしあげていく支援の加速が大きく求められている。(湯本雅典) 「福島避難母子の会in関東」ブログ フリージャーナリストの記事 Created by staff01. Last modified on 2012-03-04 13:21:10 Copyright: Default |