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報告:卒業までに、朝鮮学校への高校無償化適用を!
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卒業までに、朝鮮学校への高校無償化適用を!

この間、ストップされている朝鮮学校への高校無償化適用手続きをこれ以上のばさないでほしいという取り組みが、繰り返し粘り強く行われている。

3月1日には、夕方4時からの文部科学省前での「文科省包囲行動」に250名、6時すぎからの渋谷区代々木公園集会に1530名が参加した。(主催:朝鮮学校保護者の会、「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会、フォーラム平和・人権・環境)

高校無償化が始まって3年目を迎える。朝鮮高校以外のアメリカンスクールなどの民族学校にはすでに無償化は実行されている。民族学校の中で「朝鮮学校」のみが排除され、「審査会」にかけられたままになっている。その間2回の卒業式があった。そして今年の卒業式も、もう目前に控えているのに政府は何ら動きを見せていない。

この問題は、国連でも問題にされた。しかし日本国内では政府の怠慢に便乗し、朝鮮学校への補助金をカットしようとする自治体が増える傾向にある。

1日の行動には、韓国でこの問題に注目しこの日のために来日した韓国人画家キム・ポンジュンさんの発言があった。キムさんは、「日本が先進国であるならば、まずは国内の人権問題を解決すべきだ」と語った。朝鮮大学校の学生ソン・イルさんは、「この問題が、僕の人生を否定してしまった。だからこそ許せない」と語った。

夕方からの集会には参加者が1500人を超えるほどふくれあがった。登壇したオモニ会のパクさんは、「この問題を解決して、子どもたちを卒業させたかった。」と語った。この行動は、無償化実現までまだまだ続く。(湯本雅典)

3月7日(水)、15日(木)、21日(水)、29日(木)17:00〜18:00 文部科学省・旧館正門前にてスタンディグ抗議行動

↓文科省包囲行動

↓発言する韓国人画家キム・ポンジュンさん

↓代々木公園集会

↓デモ

動画(YouTube)


Created by staff01. Last modified on 2012-03-02 23:12:28 Copyright: Default

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