ニューヨークタイムズ紙「共犯の文化が原発災害と関連」 | |||||||
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*レイバーネットMLから
浅井健治@週刊MDS編集部です。 ニューヨークタイムズ紙4/26付に「Culture of Complicity Tied to Stricken Nuclear Plant(共犯の文化が原発災害と関連)」という見出しの記事が載りました。日本のメディアは、原子力をめぐる政財官学の関係をせいぜい「癒着」「丸抱 え」といった穏やかな言葉で形容する程度ですが、海外メディアはずばり「共犯」「共謀」関係だと言っているわけです。 この記事の初めの方で、日本の原発の保守点検作業に従事していたGE(ゼネラル・エレクトリック)社の日系米人技術者が登場します。ケイ・スガオ カという人で、彼が2000年に福島原発のトラブル隠しを内部告発したことが、02年の福島・新潟の原発17基すべての停止という前代未聞の事態のきっか けとなりました。ところが、内部告発を受けた原子力安全・保安院は、内部告発者を保護するどころか、ケイ・スガオカ氏の実名を東電側に通報。彼は命の危険 を感じるほどの圧力にさらされることになってしまいます。 この経緯を2003年にTBSの「ニュース23」が特報しています。ユーチューブで見ることができます。http://www.youtube.com/watch?v=fBjiLaVOsI4 事故隠しを重ね、事故を告発した技術者を業界から追放し、ついには大量の放射能をばらまいて人間と自然を破滅に追いやる。これはもう「事故」ではなく、犯罪です。この犯罪の下手人たちを何としても法の裁きにかけなければなりません。 Created by staff01. Last modified on 2011-05-20 20:44:47 Copyright: Default |