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映画「コカコーラ・ケース―多国籍企業の犯罪」紹介〜国際連帯の素晴らしさ
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ドキュメンタリー映画「コカコーラ・ケース―多国籍企業の犯罪」が7月23日夕方(田町交通ビル6Fホール)で初公開されるが、日本語版制作にあたった安田幸弘さんに内容紹介を寄せてもらった。

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このドキュメンタリーは、コカコーラが行っている組合つぶしや、労組幹部の殺人などの犯罪行為を追及する人々のストーリーだ。主にコロンビアでの事件を中心として、コカコーラ本社と現地の工場が、政権や非合法の武装組織と共に行っている過酷な人権弾圧を追及する国際的な労働者、市民の連帯の姿が感動的だ。

しかし、コカコーラだけではない。コロンビアだけではない。ドキュメンタリーの中では、コカコーラばかりでなく、チキータ、ドラモント、ネスレ、オキシデンタル石油、BPといった多国籍企業の名前が登場し、グァテマラやトルコ、スーダン、インドといった国々の名前が登場する。コカコーラは、アメリカ資本主義のシンボルであると同時に、多国籍企業による人権弾圧、環境破壊といった犯罪行為のシンボルでもある。

アメリカ資本主義のシンボルを厳しく追及する彼らにエールを送るとともに、トヨタを筆頭とする日本企業もまた、コカコーラの犯罪と無縁ではないことを思い出そう。(安田幸弘)


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