レイバー映画祭2011詳細決定!〜熱い映画をことしも満載 | |
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レイバー映画祭2011 とんでもない時代になった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いま忘れられていた映画がよみがえる! いま忘れられていた映画がよみがえる! 亀井文夫の長編ドキュメンタリー「世界は恐怖する―死の灰の正体」(1957年製作)がそれだ。亀井といえば、戦時下に「たたかふ兵隊」をつくって上映禁止を受け、獄中生活を強いられ、戦後直後、今度は「日本の悲劇」でGHQから上映禁止を受けた日本のドキュメンタリストの第一人者である。「世界は恐怖する」は、その戦後の代表作の一本で、冷戦下の米ソ核実験がもたらした放射能の恐怖の実態を科学的・実証的に解き明かした傑作。放射能という目に見えないものを、大胆にも映画によって視覚化させたもので、それによって人間が自然の生態系の一つとして<生存>している生き物だとも理解できる。そしてあの何万年も前の恐竜がゴジラとしてよみがえる放射能のコワサ―絵空事でなく切実なものとして、いまの私たちに迫ってくる。(木下昌明) 【日時】 【プログラム】 *各回上映後、制作者・関係者のショートトークあり 【料金】 【予約・問い合わせ】 【作品解説】 ●『ハードレイン―パンドラの箱からふりそそぐ放射能』(デビッド ブラッドベリ・2007年・77分) ウラン鉱山開発に対する先住民族ミラルの人びとの闘いを追った「ジャビルカ」、劣化ウラン弾の健康への影響を探った「Blowin' in the Wind」で知られるオーストラリアのドキュメンタリスト、デビッド・ブラッドベリが、原発推進政策に対抗すべく制作した渾身の一作。ウラン鉱山開発の現場から原子力発電所や再処理工場まで、中国、フランス、イギリス、日本(美浜)、オーストラリアの5カ国を取材。「CO2を排出しないクリーンなエネルギー」と喧伝される原子力発電の本当の姿を暴く。日本初公開。 ●『世界は恐怖する―死の灰の正体』(亀井文夫・1957年・80分) ナレーションは徳川夢声、撮影は菊地周。日本ドキュメント・フィルム社が制作し、当時の日本の原水爆禁止運動のなかで上映された。(上記の木下昌明さん解説参照) ●『反原発デモ映像ダイジェスト』(レイバーネット・10分) 原発はごめんだ! 4月10日「素人の乱」が呼びかけた高円寺デモには1万5千人が集まった。その大部分が20代・30代の若者でデモ初参加だった。それは5月7日の渋谷デモ、6月11日の新宿デモへと広がっていった。原発事故をきっかけに眠りからさめた若者たちは「日本を変えよう」と動きはじめた。その息吹を伝える映像ダイジェスト。 ●『子どもたちを放射能から守れ!ー福島の闘い』(湯本雅典・2011年・40分) 福島を襲った放射能汚染は、子どもたちを直撃した。保守的といわれた福島の人々もついに立ち上がる。2011年春、東電・政府にせまる教員、親たちの必死のたたかい。今映画祭にて初公開。 ●『返品歓迎』(韓国民主労総・6分) 賃金は半分、いつでも返品OK。アニメーションの人形でユーモラスに派遣労働の実態を描いた作品で、派遣労働者の切なさ、非人間性をみごとに活写した。韓国民主労総が派遣労働者の実態を、広く理解してもらうためにつくった。 ●『ごみと格闘する人々―日韓清掃労働者交流の記録』(高幣真公/山崎精一・2011年・20分) 「きつい・きたない・きけん」といわれる清掃労働。これは、その仕事に従事する日本と韓国のユニオンメンバーの交流記録である。韓国の清掃労働者が来日したのは2010年11月。かれらは、東京の清掃現場で作業服を着て日本の労働者と一緒に仕事をする中で、さまざまな発見をする。同じところ、違うところ、学びあうところ。働くものの心は、あっという間につながっていった。 ●『コカコーラ・ケース―多国籍企業の犯罪』(カナダ作品 カルメン ガルシア・2009年・86分) 舞台はコロンビア。ここでは2002年以来470人の労働運動のリーダーが殺害された。コカコーラ工場も例外ではなかった。多国籍企業コカコーラが究極の組合つぶしの実態が、このドキュメンタリーで明らかにされた。昨年来、世界では「コカコーラ・ボイコット運動」も始まっている。日本初公開。
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