全国一般東京東部労組の菅野です。
「借金漬け労働」の撤廃を求めて闘っている東陽ガス支部が7/12、東京地裁
に会社を提訴。裁判闘争を開始いたしました。
みなさんの激励・ご支援、お願いいたします。
★東陽ガスにおける「二重契約」と「借金漬け労働」の実態については、労働法
律旬報の記事をご参照ください。
↓
http://www.rodosodan.org/2011/20110510.pdf
以下、ご報告です。
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東陽ガス支部が裁判闘争を開始!
原告組合員22名の集団訴訟
東陽ガスは前時代的「借金漬け労働」をただちに撤廃せよ!
配送員の生活に責任を持て!
前時代的「借金漬け労働」をなくため、昨年11月に結成した東部労組東陽ガス支
部は7月12日、東陽ガス株式会社を被告とし、東京地裁に裁判を提起しました。
このかん、組合は会社に対し、雇用契約と業務委託契約を同時に結ばせる「二重
契約」を理由とする、本来は会社が負担すべき経費(ガソリン代、車両リース代、
カーナビ代等)の労働者への「押しつけ」と、そこから発生する「借金漬け労働」
(詳しくは
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/aa1c71e25e5a8753e5160a1740ca949e)
の撤廃を求め、団体交渉で会社を追及してきました。
しかし、会社は一向に態度を改めようとはしませんでした。それどころか、この
ような働き方を正当化しようとする始末。
このような対応に、東陽ガス支部は裁判闘争の開始を決断したのです。裁判の代
理人には加藤晋介弁護士が就任してくださいました。
会社は配送員を募集する際、「基本給22万円+歩合給」をうたっておきながら、
実際には配送本数が少なければ各種「経費」が「借金」として計上されてしまう
というのが実態です。
そこで訴状では、この「基本給22万円」は必ず保障されなければならないもの
として、入社時にさかのぼって22万円を請求しています。原告22名の総額は
9000万円余りとなりました。
また同時に、訴状では会社における「経費」の労働者への押しつけ、名目があい
まいな「管理費」(月3万9千円)の徴収など、「借金漬け労働」の実態を暴露、
糾弾しています。
組合は提訴当日、司法記者クラブと厚労省記者クラブにおいて記者会見を行いま
した。
記者会見には東部労組菅野委員長、原告組合員13名、加藤弁護士が参加。
加藤弁護士は今回の提訴について、「『借金』が百万円を超える労働者も原告の
中にはいる。『利益は会社、負担は労働者』というのは許されない」と語りまし
た。
また、東陽ガス支部井上委員長は「前時代的『借金漬け労働』を撤廃するため、
組合員一丸となって提訴した。勝利するまで団結して闘う」と訴えました。
原告組合員からも「入社してから『借金漬け』の状態。ただちにやめてほしい」
など、現状と決意が述べられました。
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毎日新聞がWebで記事を配信しています。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110713k0000m040128000c.html
また、朝日新聞の紙面にも記事が掲載されました。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/34/5dc82898e8f4dadc312ca4e02d776f88.jpg?random=f8c239d22282df7f5e39cae4645c25fc
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全国のみなさん、東陽ガス支部の裁判闘争に激励・ご支援を
お願いいたします!
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Last modified on 2011-07-15 11:47:43
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