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バスチーユ広場で脱原発集会〜在パリ日本人が動き始めた
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報告=辻俊子(パリ)

4月30日、バスチーユ広場にてフランスのNPO「脱原発ネットワーク」パリ支部が主催し、在パリ日本人有志のNPO「エコー・エションジュ-フランスジャポン」が共催した「我々の健康の為に 完全なる透明度を!」と題する集会が開かれ約350人が集まりました。

飛幡祐規さんの「子供達に20ミリシーベルトの放射能を押し付けるのは許しがたい」との力強いスピーチに始まり、1886年に設立された「放射能に関する調査及び情報提供の独立委員会(CRI IRAD)」からの情報提供、国鉄組合SUDから放射性物質を積んだ電車がフランス国内を毎日通過しているという報告、チェルノブイリとベラルーシの子供達を放射能から守る為に 作られた「BELRAD」という研究所を支援するNPOからの報告等があり、その後、パフォーマンスを取り入れたデモ隊は、原子力安全委員会(ASN)まで行進し、機動隊の並ぶ建物の前でダイ・インを行いました。以下ユーチューブの動画をご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=3fB61Zx1sGk

翌5月1日は、パリ郊外の太陽劇団の敷地内で、「福島アピール、惨事を市民のコントロール下に」(署名サイトは下記を参照)を企画した左翼系の雑誌等の呼びかけにより集会が持たれ、約90人程 の参加者の間で活気のある議論が交わされました。私達日本人参加者からは去る4月10日の高円寺での1万5千人デモを紹介し、地震後3ヶ月目に当たる6月11日に東京で予定されているデモに連 帯し同日パリでもデモを企画したいと提案し、アタック、緑の党を含め他の参加者から賛同を得ました。

58基の原子炉を所有し、依存度76%のフランスでも、原子力開発は重要な国策であり、インターネットでの署名がいくら集まったとしても、政府は動じはしない、多数の市民が町に出て脱原発の意志表示をする事によってしか、世論や政治を動かす力には?がらないというのが参加者達の一致した意見でした。私達は6月11日を目指して準備態勢に入りますが、フランス日本に止まらずできれば世界を射程に入れた行動を是非成功させましょう。

http://appeldefukushima.wordpress.com


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