報告 : 現地報告集会「今、フクシマで起こっていること」 | |
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現地報告集会「今、フクシマで起こっていること」 4月8日、東京水道橋で「今、フクシマで起こっていること」〜「南相馬市、相馬市、飯舘村被災現場の声」緊急レポートと題した現地報告集会が開催され、会場は定員の120名をはるかに超え、中継映像を鑑賞するための第2会場を緊急に作るほどの人200人が集まった(主催:地球サミット2012Japan) この報告集会は、「地球サミット2012Japan」のスタッフを含む有志8名が3月29日〜4月1日まで行った現地の人々の聞き取りの報告である。聞き取りは、福島第1原発から20キロ圏内と30キロ圏内を抱える「南相馬」市、隣接する「相馬」市、そして30キロ圏外にも関わらず通常より極めて高い放射線量が測定された「飯舘村」の3市町村を訪問し、農家や市の職員、避難住民から話を伺うという形で行われた。 報告は、映像作家の野村知一さんが撮影した映像をもとに行われた。映像は、原発から20キロ〜30キロの屋内退避圏内のボランティア活動の実態や、30キロ圏外の出荷停止にあった農村の過酷な状況をとらえていた。これは、マスコミがこの間やってこなかったことである。 私が印象に強く残ったのは、福島の人々が地元を離れたくない、ふるさとを捨てたくないという実態の報告である。集会の主催者の一人佐野淳也さん(「地球サミット2012Japan」準備事務局副代表)は、「現地の人に、『逃げた方がいい』と言えばいいいのか『残って頑張ってください』と言えばいいのか、正直わからない気持ちです」と語っていた。それほど、福島現地、特に30キロ圏外付近の方々は身も心も切り裂かれるような思いで今、生活を続けているのだ。 報告者の中山弘さんは、「福島県内でも放射能の値は、ばらばらです。分布ごとに細かく報告する必要があります。福島県内のすべての土地が汚染されているわけではありません」と語った。 今私たちに求められていることは、現地の実態をもっと知ることだ。そこから真の現地支援が始まると感じられた。(湯本雅典) Created by staff01. Last modified on 2011-04-09 22:25:34 Copyright: Default |