報告 : 「建国記念の日」を考える2・11集会 | |
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「建国記念の日」を考える2・11集会 朝鮮学校オモニ会の代表は訴える!「高3の生徒の気持ちを考えて欲しい!」 2月11日、都内で「東アジアに平和を!−問われる日本人の歴史認識−『建国記念の日』を考える、2・11集会」(主催:フォーラム平和・人権・環境)が開催され、250人が集まった。 講演「歴史認識と教科書問題」では、上杉聰さん(大阪市立大学教員・写真下)から、「新しい歴史教科書」問題を中心に、現在の草の根保守層の歴史認識の誤りとその危険性が語られた。 菅首相が「日韓併合100年」を期して出された、朝鮮半島に対する日韓の歴史は「人々の意に反して行われてきた植民地支配」であったとしたいわゆる菅談話を今後前進させていくことの重要性、菅談話が出されたその時期に「新しい歴史教科書をつくる会」は「韓国併合は日本の誇り」と題したパネル展を各地で展開したことの危険性、さらには中学校教科書採択年である今年の闘いが大事であることが話された。 「朝鮮学校への高校無償化適用を求めて」と題して講演・提起に立たれた厳 廣子(オム グァンジャ)さん(写真上)からは、まさに今菅政権によって朝鮮高校の無償化からの排除が継続され、高校3年生がぎりぎりの状況に置かれている問題に対して、自らの経験、母親(オモニ)としての気持ちが切々と語った。さらには「『拉致』問題も重要ですが、かっての戦争で戦犯といわれた人たちの子孫の政治家が、私たちに何をしてくれたのか。未来志向と言うのなら、民族教育を何故保障してくれないのか」と、この問題が政治の問題でもあるという点も指摘した。 厳さんは、映画「近くて遠い学校」(作・るんみ 「市民が作る東京ビデオフェスティバル2011」大賞受賞作品 1月27日のビデオアクト上映会でも上映)を引用し、「若者たちは、在日、国籍、民族の問題を自分たちの視点でとらえ、訴えている」と朝鮮高校生を始め、若い人たちが「無償化排除」の問題を考える人が増えていると話した。 この問題、もう待ったなしである。2月26日には東京で大集会が計画されている。朝鮮高校への「無償化」適用を、必ず実現させよう!(湯本雅典) *2.26朝鮮学校への「無償化」即時適用をもとめる大集会(主催:「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会) 日時:2月26日(土) 10:30〜12:30 集会 Created by staff01. Last modified on 2011-02-12 13:53:19 Copyright: Default |