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LNJ Logo 10年10月21日 パナソニックエコシステムズ「派遣切り」裁判・証人尋問、真実が明らかに!!
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 パナソニック側社員証人 「(原告を切った時)、何でこんなことをするのかと憤り、退職願を出した」と証言

 この日の証人尋問は画期的な展開になりました。原告のNさんは、長時間の尋問に耐え、落ち着いた受け答えしました。パナソニック側弁護士からの「派遣会社を替わる時に面接の態度がよくなかったようですね」という質問に、N原告は「ピンはねしてるだけの相手ですから」と応えていました。また、愛知連帯ユニオンの証人は、愛知労働局の是正勧告でパナソニックの職種偽装と派遣期間越が確定したことを明らかにしました。
 派遣会社の所長証人は、当初から派遣契約があったとウソを言いましたが、裁判官に「請負契約から派遣契約に変更されていたのを知っていたのですか? 納得できないのですよ」とダメだしされました。
 クライマックスは、被告側証人であるパナソニックエコシステムズ社員の尋問。はじめはパナソニック側弁護士が作ったストーリーに沿って証言していましたが、労働者側弁護士の丁寧な反対尋問を受け、意を決したように真実を話し出しました。NさんがRohs室でなくてはならない人材であったこと、辞めると言い出した時に引き止めたこと、そしてNさんを切ったのはパナソニックに他ならないことを認める冒頭の証言・・・・。実際、派遣会社を替わることを指示したのも、賃金を実質的にきめたのもパナソニック自身に他ならなかったのです。
 総括集会では原告が「真実が明らかになり、今日は本当の満足しました」と涙ながらに弁護士に感謝の意を表明しました。パナソニックPDP元原告の吉岡力さんからは、「全国の裁判を回っているがここが一番展望がある。突破口を切り開いて欲しい」と激励がありました。派遣先であるパナソニックが全てを支配していた事実はほぼ、明らかになりました。あとは、これを裁判所がどう、法的に解釈するか、です。次回、もう1人の原告の証人尋問が11月4日名古屋地裁で開かれます。以後は裁かれるのは裁判所です。派遣労働問題の核心が、派遣先企業の労働者への雇用責任であることを突き出した1日でした。
愛知連帯ユニオンHP


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