国際アピールと署名のお願い : 中国ホンダ労働者を支援しよう! | |
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〔レイバーネット国際部〕 中国ホンダのストライキは続いています。香港では抗議行動、支援のためのウェブ署名も始まりました。
現地報道によると、 「31日の操業再開では小さなトラブルがあった。記者がホンダ部品の工場内で目 撃したところによると、31日午後に小規模な衝突が発生した。操業再開を拒否 する一部の労働者と、「労働組合証」と書かれたプレートをつけた数十名の人員 との衝突である。南海区の関係者によると、31日に南海区獅山鎮の総工会〔ナ ショナルセンター〕が、企業内労組の労働組合から100名以上の組合幹部を組 織して、ホンダ争議に対するこの会社の組合活動を支援した。この日の午後、4 0名ほどの労働者が業務再開に反対し、他の労働者が職場に戻ることを阻止しよ うとして労働組合の人員と押し合いなった。怪我をした人はいなかった。」 このときの写真がロイターで配信されています。 以下は、ウェブ署名のサイトおよび署名方法、6月1日に香港6団体による国際 支援のための呼びかけです。 ■連帯ウェブ署名サイト(英語) 署名の際の記載事項は下記の通りです。(必須)の箇所は必ず記入を。
■国際アピール:ホンダと中国官製労組によるストライキ弾圧を非難し、 賃上げと労働組合の改組を求める労働者を支持しよう 中国の労働状況に関心を持つ労働組合、民間組織、友人のみなさん 広東省佛山市のホンダ自動車部品製造有限公司(本田汽車零部件製造有限公司) の労働者のストライキは16日目に突入しました。これは近年の中国労働者によ って行われるストライキにおいては比較的持続したものであり、中国労働者の状 況に関心を持つ友人たちが富士康(フォックスコン)労働者の飛び降り自殺事件 で悲しみに暮れている最中、ホンダ労働者のこの闘争は間違いなく人びとを勇気 づけるものでした。 私たちの把握した情報およびホンダ労働者が明らかにしたところによると、およ そ1800名いる工場の労働者のうち、なんと8割もが技術学校に在籍中の実習生な のです。かれらと会社がかわした実習契約によると、「労働法」は適用されず、 賃金も毎月900元で現地の最低賃金920元を下回る水準で、社会保険にも加 入していませんでした。しかし実習生の仕事は正社員となんら変わるところはあ りません。ホンダは若者を搾取し、法的責任を回避しようとするものです。学校 の募集では、会社は食事と住居は保証すると約束しましたが、実際には一食分し か保証されず、宿舎の光熱費は賃金から天引きされ、手取りは700元をわずか に上回るだけです。実習生は12〜16ヶ月の「実習」を終えて卒業証書を取得 したのちはじめて正社員になることができます。しかし正社員になったとしても 手取りは1000元程度にしかならないのです。 5月17日、労働者たちはストライキに突入しました。会社側が召集した大会に おいて、労働者たちは108項目の要求を提起し、会社側の要望を受け入れて3 0名の代表を選出しました。その後、会社側は誠意ある交渉に応じないだけでな く、3名の労働者側代表を解雇し、見せしめにしようとしたのです。5月24日 になって会社側は55元の食事手当を提示しましたが、労働者たちに拒否されま した。実習生と正社員は高い勇気と団結を維持してストライキを堅持しています 。5月26日に会社側が提示した案は、実習生の賃金を477元増額、正社員の 賃金は355元しか増額しないというものでした。労働者は会社側の分断提案を 拒否しました。5月27日、全体で協議して再度会社側に以下の重要な点を要求 しました。 1)基本給を800元増額し、増額した三日以内に労働契約を結びなおし、年間
昇給は15%以上とし、年末一時金、祝日手当は前年度を下回らないこと。 5月28日、会社側は再度新たな提案を行った。実習生の賃金は三ヶ月目から634元増額する、正社員については355元の増額というものでした。同時に、 5月31日午前9時までに「ストライキをしない」という「承諾書」に署名・提出することを要求し、実習生の学校の教員を呼んで現地政府の役人といっしょに 実習生に圧力をかけるなど、さまざまな手段で実習生が5月31日から仕事に復帰するよう要求しています。これら一連の過程の中で、労働組合はストライキに 参加した労働者に何ら支援の手を差し伸べないだけでなく、逆に早く自分の持ち場に戻り生産を再開するよう労働者に要求しています。 昨日5月31日、会社側のは交渉を拒否し、現地の政府と労働組合と一緒に、すぐに仕事に復帰するよう恫喝を行いました。復帰しない労働者は解雇するとまで 言ったのです。ホンダの労働者代表による私たちへ訴えと現地の報道によれば、 昨日、労働組合証をつけた200名以上の人間が、ストライキを堅持している40数名の労働者に対して手を出し、顔面から血を流した労働者を含め、何人もの 労働者が怪我をしたとのことです。私たちはこの暴力行為を厳しく非難するとともに、中華全国総工会がこのデタラメな行為を調査し、態度を表明すること求め ます。ホンダの管理者、その場にいた政府役人、警察はこの事態に対して見て見ぬふりをしたことにも、私たちは強い憤りを感じます。 今日でホンダ労働者のストライキは16日目に突入します。「在庫ゼロ」政策に よって多くのホンダの組立工場も操業停止に追い込まれました。ホンダはこれからも労働者に対して仕事に戻ることを迫り、そして報復措置を取ることが予想さ れます。ストライキを堅持している青年労働者たちは今まさに巨大な力に直面しています。国際的な支援と声援が必要です。グローバリゼーションモニター(全球化監察)は支援を求める労働者の要請を受け、昨日から全世界にむけての抗議 行動を呼びかけ、中国労働者の状況に関心を持つ労働組合、民間組織、友好人士が、中国ホンダの労働者の正義の闘争を支持し、ホンダと中国の官製労働組合に 圧力をかけることを呼びかけます。ストライキに参加した労働者への分断と弾圧を止め、労働者代表との交渉を行い、労働者の要求に対する公式の回答を要求します。 今日、香港のいくつかの労働団体は、抗議行動のレベルを引き上げ、香港にある ホンダの展示室に抗議し、ホンダと中国の現地政府と官製労組によるストライキ 参加労働者への弾圧を止め、労働者代表と交渉を行い、以下の要求に対する公式の回答を要求します。 1、5月31日の傷害事件に対して謝罪すること 私たちはこれからもホンダ労働者と連絡を取り続け、事件の発展に注目し、必要なときには行動をグレードアップさせます。 発起団体 署名団体 2010年6月1日 スポークスパーソン:許少英(97250029) Created by staff01 and Staff. Last modified on 2010-06-01 18:27:46 Copyright: Default |