存続のためのカンパを!〜模索舎から皆さまへのお願い | |||||||
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〈模索舎から皆さまへのお願い〉 模索舎は今年で創立40周年を迎えました。1970年に「スナック シコシコ+情報センターへの模索舎」として設立され、これま で存続してこられたのは、皆様の温かいご支援の賜物です。謹 んで御礼申し上げます。 しかしながら現在、模索舎の経営は逼迫しております。40周年 にあたる今年の10月に果たして存続できているか、おぼつかな い状況です。 模索舎は通常の書店とは異なり、卸業者である取次を経由せず 、出版社や制作者の方々と直接取引をしながら、一般書店で置 かれることのない少部数の出版物やミニコミを、原則無審査で 取り扱っています。商業的な流通システムから弾かれる出版物 も貴重な民衆の財産であり、その表現の自由の保障を模索舎は 理念に掲げ活動しているからです。 オンライン通販の普及以降、出版・流通を取り巻く状況は大き く変化しました。現在は電子書籍の普及を控え、多くの書店が その存在意義を問われています。資金の潤沢な大手とは異なり 、模索舎はいよいよ土俵際へと追い込まれていくことでしょう 。 この状況において、私たちは運営にかかる経費の見直しを慎重 に行い、もともと高いとは言えない人件費の削減を行いました 。また抜本的な改革が必要であるとの認識から、舎外にも協力 を求め、有志により再建実行委員会を結成し、組織運営や活動 のあり方に関して何度も協議を重ねて参りました。 再建の嚆矢として、3 月22日に40周年イベントを開催すること となり、この告知に合わせ、模索舎が陥っている経営的な問題 を公表したところ、思いがけぬ大きな反響があり、多くの方か ら温かい励ましの言葉や、支援を募る呼びかけをしていただき ました。 この流れを絶やさず、模索舎を再生させるため、私たち自身こ れまでのあり方を省み、必要な見直しを行っていく所存ですが 、その取り組みのためには、皆さまによる支援がどうしても欠 かせません。 ここに私たちは、模索舎の存続と発展のため、カンパのご協力 をお願い申し上げます。またお知り合いの方に一人でも多く、 この話を広めていただければ幸いです。 改めてこれまでのご愛顧に感謝申し上げますとともに、いま一 度のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 模索舎員・模索舎再建実行委員会 【カンパ振込みの詳細】 個人=一口1000円、団体=一口5000円より 郵便振替 00140−2−623268 加入者名:模索舎を支援する会 ※通信欄に「支援カンパ」とお書きください。また店頭でもお 受けいたします。 そして、本をお買い求めいただくことがなにより支えになりま す。模索舎ではミニコミ、機関紙だけでなく、人文・社会系書 籍、CD、Tシャツなども取り揃えております。webページで通信 販売もご利用いただけます。これまで以上に品揃えに力を入れ ていきますので、ご愛顧の程をお願い申し上げます。 呼びかけ:模索舎/模索舎再建実行委員会 連絡先:模索舎 〒160-0022東京都新宿区新宿2-4-9 TEL:03-3352-3557/FAX:050-3505-8561 Email:mosakusha@mosakusha.com http://www.mosakusha.com/ 40 周年ブログ http://www.mosakusha.com/mosakusha40/ 【3.22イベント】 〜模索舎40周年記念〜 「40年目の、シコシコ・模索舎」 日時:3月22日(月・祝)12:30開場 /13:00開始 ところ:大久保地域センター http://www.h2.dion.ne.jp/~aa-kkse/ookubo_a.htm 資料代:500円/カンパ歓迎 第1部「模索舎の時空間をめぐって」 五味正彦(模索舎元代表) 平井 玄(音楽批評家) 矢部史郎(模索舎元舎員) 第2部「勝手に生きよ/人生!」 廣瀬 純(映画批評家) 五所純子(文筆業) アサダワタル(日常編集家) <40周年イベントに際して> 出版の世界は激動期にあり、創立40 周年は模索舎にとって非常 に厳しい試練の年となると思われます。 そこで、まずは40周年を乗り切り、再出発を図るため、当イベ ントを開催することとしました。 第一部では、世の中や暮らしのあり方を捉え返す場としての模 索舎の実践を振り返り、第二部では現下の時代・社会状況のな か、模索舎がいかなる場=メディアであり得るのか、率直に討 議できる場にできればと思います。 [ゲスト] 五味正彦 1946年生まれ。新宿・模索舎、吉祥寺・ほんコミ社を創設。〈 世の中と暮らしを考え直す出版物のオルタナティブな流通屋〉 を目指し、今日に至る。有機本業の現・代表。編著に『対決・ 刑法一七五条―「四畳半襖の下張」模索舎裁判 』(亜紀書房 、共編)、『四畳半襖の下張・わいせつ・模索舎』第一幕・第 二幕・第五幕(模索舎出版部、編者代表)、『おいしいごはん の店―自然派レストラン全国ガイド』(野草社、プロデュース )。 平井 玄 1952年生まれ。思想系、音楽論系フリーター。音楽・思想・社 会等の領域を横断して独得の視角で論じる。著書に『ミッキー マウスのプロレタリア宣言』(太田出版)、『引き裂かれた声 』(毎日新聞社)、『暴力と音』(人文書院)、『破壊的音楽 』(インパクト出版会)、『路上のマテリアリズム』(社会評 論社)、『千のムジカ』(青土社)ほか。 矢部史郎 1971年生まれ。思想家。著書に『愛と暴力の現代思想』(青土 社、共著)、『無産大衆神髄』(河出書房新社、共著)。近著 に『原子力都市』(以文社)がある。現在、インターネットラ ジオ"Voice of ANTIFA"を展開中。 http://voiceofantifa.net/ 廣瀬 純 1971年生まれ。パリ第3大学映画視聴覚研究科博士課程中退。 現在、映画批評家、龍谷大学経営学部教員、仏映画批評誌『Vertigo 』編集委員。著書に『シネキャピタル』(洛北出版)、『闘争 のアサンブレア』(月曜社)、『闘争の最小回路』(人文書院 )、『美味しい料理の哲学』(河出書房新社)。訳書にパオロ ・ヴィルノ『マルチチュードの文法』、トニ・ネグリ『芸術と マルチチュード』(月曜社、共訳)、『未来派左翼』(NHK出 版)などがある。 五所純子 1979年生まれ。文筆業。初の自著『スカトロジー・フルーツ』 をbccks「天然文庫の100冊」より発売中。 http://bunko.bccks.jp/ アサダワタル 1979年生まれ。アートを軸にメディア、地域政策、福祉、教育 など領域横断的な表現活動を行う。02 年〜09年まで「大和川レ コード」名義で活動、10年にソーシャルクリエイティブユニッ ト「事編-kotoami-」を立ち上げ。異なる背景を持つコミュニ ティを繋ぐための「文化的装置」をプロジェクト形式で発案実 行。「住み開きアートPJ」主宰。「築港ARC」ディレクター。 「NPO法人cocoroom」副代表理事。 http://yrecord.exblog.jp/ Created by staff01. Last modified on 2010-03-21 00:58:46 Copyright: Default |