衝撃を受けました!〜弘前大学ドキュメンタリー映画祭の感想 | |||||||
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11月27日に弘前大学で「ワーキングプアってなんだろう?弘大ドキュメンタリー映画祭」が開催された。学生からは観ての感想が多数寄せられた。以下、紹介する。
●全体について ・長い歴史の中には、きっと光に当てられることがなく、労働者が涙をのむしかなかった事件や事例がたくさんあったのだろうと想像すると胸が締め付けられる思いです。 ・自分を守る能力がない労働者がたくさんたくさんいる。まだまだ知らないことがたくさんあると思った。 ・人が生きる上で、労働は必要不可欠であり、大変な労働をする人には、その働きにみあった賃金を支払うのが当然だと思う。 ・労働者がいかに立場が弱いかを知った。 ・泣き寝入りしないことが大切であると思った。たとえ実現できないと思うようなことでも、やってみたら、実現できるかもしれない。 ・厳しい現実がわかる映像でした。色々なところで上映してほしい作品でした。 ・真実を知ってゆきたいと改めて思いました。 ・とてもいい経験になったと思う。 ・団結する強さが伝わってきた。今の日本では団結するのは難しい時代だと思う。労働三権は小学校の社会科でも習う内容であるのに、日本社会では守ろうとせず、むしろ企業が奪おうとしているのだと感じた。 ・労働組合が存在する必要がない会社が、目指すべき姿だと思う。法律によって労働組合が認められているということは、ある意味では、日本の企業が「企業のために労働者がいる」という観念を持っていることの黙認に陥ってしまう気がする。 ・弘前市でも過去に労働ストライキがありました。朝日サイダー、弘南バス、三ツ矢交通等。世界的な所得格差、競争時代。現在はストライキはできない時代だと思う。 ●「人間を取り戻せ!大久保製壜闘争の記録」(写真上は同映画から) ・1988年生まれの自分が、「大久保製壜闘争」の話を知らずにいたことに、若干ショックを受けた。今度長崎広さんにお会いしようと思う。 ・事件のあらましを語る杉田さんの表情から当時の感情の強さが伝わってきました。労働条件が改善に至ったであろう今でも、当時の痛みが残っている様子を見ると<かつての大久保製壜の全国化>が起こる現在の状況は、何とかしなくてはと強く思います。 ・労働者の「お前も1日働いてみろ」という言葉が印象的だった。身体・知的障害者の立場に立って物事を考えるという行為を、大の大人ができずに不当な賃金で働かされるとは、とても信じられないと思った。長崎さんのように健常者でも障害者とともに彼らの立場に立って戦うのは、とても勇気のある行動だと思う。 ・労働環境も賃金もひどいものだと感じました。ワーキングプアは、ただ単に賃金が低く重労働をさせられるものだと勝手に思い込んでいたのですが、加えていじめやセクハラなど更なる問題を抱えるケースもあるのだと知って驚きました。 ・過酷な労働条件を知り、驚いた。組合つぶしなど、会社からひどい扱いを受けても組合員として会社の不当な扱いと戦いぬいた姿を見て、本当にすごいと思った。障害者への差別はひどいものだと思った。差別について考えさせられた。 ・知的障害者だからといって、差別や暴力をふるっていいということには絶対にならないし、意志もしっかりあるのだということが伝わってきた。自分たちで考え、行動し、怒ったり主張したり、言いたいことが言えるのだということが伝わってきた。「一致団結」の強さ、仲間がいるという強みがとても感じられた。 ・衝撃を受けました。こんなにも不当な扱いを受け、人間らしく生きられない人がいるということがショックでした。組合の方々の、自分の手で人間らしい生活を手に入れたいという姿勢に感動しました。 ・障害者というだけで差別されるのに心が痛みました。ワーキングプアという以上にひどい状況だと思います。会社は労働を盾にして労働者をいじめている。人間は愚かだと思いました。 ・障害者の方への扱いがこんなにもひどいとは思わなかった。日本社会全体が考えなくてはならないと思った。 ・人間扱いされていない障害者への接し方を見て、同じ人間がしているとは思えなかった。労働組合の大切さを改めて気が付くことができた。 ・職場でここまでひどい虐待が、日本で行われていたことが信じがたいと同時に悲しくなった。 ・こんな差別があるのかと思った。 ・障害児に対する偏見、差別は今日でも問題視されています。特に学校教育から就職を果たす割合は、保護者を悩ませる一番の原因といえます。実り多き時間となりました。(教育学部障害児教育専攻3年生) ・私は、一時期新聞配達の仕事をしていたことがあるのですが、そこで知的障害者を抱える人が日常的に暴力・虐待を受けるのを見て愕然としました。彼以外にも働いている皆が、明らかに不法に過剰な労働時間や低賃金の条件で働いていました。結局、私はメディアのおかげで解決できたのですが、他の人たちは未だに過酷な状況に置かれていることを考えると、遺憾に堪えません。 ●「フツーの仕事がしたい」 ・興奮で指が震える。自分は映画を撮っているので刺激を受けました。 ・見入ってしまった。面白かった。暴力を振るうシーン等を見て本当に驚いた。 ・リアルすぎて驚いた。これから社会に出る私たちも、もしかしたらこのようなひどい労働条件で会社に入るかもしれない。外側からは見えない体制の中で仕事をしなければならなくなるかもしれないと不安を覚えた。その中で一致団結することが解決のために必要であり、運動をしなければ労働者が守られないと感じた。 ・普通の暮らしを手に入れるために、こんなにも苦しい思いと長い道のりを要さなければならない人がいることに悲しくなりました。団結することの大切さを学びました。 ・労働組合の大切さがよくわかりました。自分の体よりも給料を優先する人(特に男性)は、多いと思います。過度な労働を強いられている人にとって労働組合は大切だと思います。 ・労働組合の活動があれほど大変で壮絶なもととは知らなかった。皆倉さんが現在「フツーの仕事」ができているのは本当に喜ばしいと思う。 ・「フツーの仕事がしたい」という言葉が心に響いた。世の中にはフツーの仕事・フツーではない仕事が、どれほどあるのかと思った。 ・皆倉さんは、最初は白髪があり、肌の色からも不健康そうに見えたが、問題が終結した後は、実に健康的に見えた。 ・「会社が赤字だから」という一言で、一人の人生が奈落の底に突き落とされる。こんな残酷なことはない。 ・昔も今も変わらない会社側の手口。新会社を成立させたことが成功だと思う。大手の会社に申し入れをしたことが成功であって、大手会社は世間体を考えたのだと思う。 質問 ・障害者の方が他の会社に転職することをしなかったのはなぜか。障害者を受け入れる企業が少ないということなのか。 ・大久保製壜で暴力や差別を行った中心人物はどのような措置をされたのか。 ・労働組合は、会社に対する抗議(交渉)をどの程度までできるか。未成年もはいることができるのか。収入基盤としては何があるのか。 ・(トカチ監督は)どのような気持ちで映画を撮影したのか。怖くなかったのか。 Created by staff01. Last modified on 2010-11-29 17:35:16 Copyright: Default |