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写真速報:参議院選挙目前!各党に貧困対策を問う集会開かれる
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6月9日、東京・星陵会館で「参議院選挙目前!どこまでできたか?貧困対策!」と題した反貧困ネットワークの集会が開催され、約300人が集まった。与野党ほぼ全ての7党の代表が出席した。最初に行われた各党の5分アピールで、新党大地の鈴木宗男議員が「毎年3万人以上の自殺者が出ている。昔は1万人の交通事故死者が出て“交通戦争”と騒がれた。それと比べれば、この自殺者の数は戦争どころか“テロ”だ」とぶつと、大きな拍手が起きた。

湯浅誠事務局長が、「反貧困政策」の進捗状況を反貧困ネットワークが数値化したものを発表した。それによれば300項目の評価で24%の達成率だった。「これを高いとみるか低いとみるかは、見る人によって違うだろう。大事なことは見える形で貧困を削減していくことだ」と強調した。

政党討論では、母子家庭・難病・派遣で苦しむ3人の当事者発言を受けて、6人の議員が持論を展開した。貧困問題については前向きの発言が続いたが、派遣法改正については一定評価する意見と「まったく不十分」とする意見とで大きく分かれた。最後に湯浅誠事務局長は集会宣言で、「運動体が垣根をこえてつながることで政府を動かそう」と呼びかけた。なお、出席した議員は、民主党・中根やすひろ、自民党・加藤勝信、共産党・小池晃、社民党・阿部知子、新党日本・田中康夫、公明党・高木美智代、新党大地・鈴木宗男の各氏だった。全体の進行でも、議員を「先生」と呼ぶ人は少なく、ほとんどが「さん」づけで進行し、市民集会らしいフラットな雰囲気だった。(М)


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