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中国ホンダ労働者、500元賃上げ勝ち取る
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ホンダ労働者が更なる勝利をかちとる
2010年6月5日 労工世界網
原文 http://zggr.cn/?action-viewnews-itemid-9628

今朝、国内外のメディアはホンダの労使交渉の結果を報道し始めました。「財経
網」は労働者代表からの委託をうけて法律顧問として会議に出席しおわったばか
りの中国人民大学労働人事学院の常凱教授の発言を引用しました。「円満に終了
しました!交渉の結果は労働者にとって有利なものです。労働者の賃金を現行基
準に35%を上乗せするというもので、約500元の増額に会社側も同意し、労使双方
は協定に署名しました。」

6月3日、労働者代表は、中国人民大学労働人事学院の常凱教授と連絡を取り、6月4
日の早朝に常凱教授から正式に労働者代表の法律顧問となることに承諾し、その
日の午後に〔佛山市〕南海区に到着し、労使交渉に参加しました。

6月4日午後3時過ぎ、労働者が民主的に選出した代表団とホンダ資本による交渉が
行われました。交渉は夜10時まで行われました。

交渉の前、会社側は正社員は366元の賃上げを提案してましたが、労働者の要求は800
元の賃上げでした。最終的に合意に達した賃上げ案は、労働者の実質的な賃上げ
は月平均500元というものです。しかしそのうちの137元は手当および奨励金など
の形式で支払われます。生産ラインの正社員を例にすると、ストライキ前の賃金
は1544元、ストライキ後は2044元に引き上げられるということで、32.4%の引き上
げ幅になります。全労働者の8割を占める実習生については、900元の賃金を段階
的に634元の増額、70%の引き上げ幅という要求に会社側はすでに応じていました
。

交渉ではおもに賃金の問題について議論の時間が割かれました。労働者が提起し
た在職年収手当の要求について、交渉の席では詳細に議論はできませんでしたが
、労働組合の再選挙の後に議論することが示されました。ホンダ社の労働組合の
委員長も会議に出席しました。一部の労働者は、労働組合の改編が最も核心的な
課題であり、それは困難ではあるが、今後も現行の法律の枠内を基礎として、労
働組合の改編を要求し続けていくことが示されました。

労工世界網 2010年6月5日




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