4月25日、名古屋で「LOVE&ビンボー春祭り」開催
――アースデイとメーデーの真ん中で「環境と貧困」考える――
http://imadegawa.exblog.jp/13537810/
■「人間の多様性」行進でアピール
4月22日のアースデイ(地球環境の日)と
5月1日のメーデー(労働者の日)を受けて、
環境と貧困について考えるイベント・
「LOVE&ビンボー春祭り」が
4月25日に
名古屋市の若宮大通公園で開かれた。
日ごろ交流の少ない、
環境問題に取り組む人と労働運動の関係者とが
一堂に会し、
相互交流を促進することを目指して
毎年この時期に行なわれており、
今年で3回目の開催となる。
挨拶した
第81回愛知県中央メーデー実行委員長の
榑松佐一さんは、
「120年前の5月1日に労働者が、
『1日24時間を、
8時間は労働に、
8時間は休息に、
そして8時間は自分自身と家族のために』と
訴えたのがメーデーの起源だ。
この要求がいまだ実現していない。
8時間労働では食っていけない、
8時間では帰れないという人がいる限り、
メーデーを終わらせるわけにはいかない」と
訴えた。
「アースデイ愛知2010in久屋」の事務局長の
飯尾裕光さんも会場を訪れ、
アースデイ音頭を熱唱して連帯を表明。
愛知3区選出の近藤昭一衆院議員(民主)も、
「人をモノのように使い捨てる社会はおかしい。
一生懸命頑張れば報われる、
頑張れないときは支えあう、
そんな社会を作りたい」と
連帯の挨拶を行なった。
また、
笹島日雇労組の大西豊委員長や、
鶴舞公園で同日開催された
「イブニングメーデー」の串田真吾実行委員長も
来場し
連帯のアピールを行なった。
参加者らは
「人間の多様性も大事だね」と題された
集会宣言を採択。
その後、
失業中の女性らが考えた、
「これ以上履歴書は書けないぞ」
「履歴書はコピーで受け付けろ」などの
風変わりなシュプレヒコールを織り交ぜて
市内を行進した。
「人間の多様性も大事だね」
アースデイあいち2010・インディーズ系メーデー中部
「LOVE&ビンボー春祭り」集会アピール
4月22日のアースデイ(地球環境の日)と
5月1日のメーデー(労働者の日)の真ん中で、
「環境と貧困」をテーマに両方のイベントを
いっぺんにやってしまおう……。
「LOVE&ビンボー春祭り」は
そんな欲張りな企画です。
環境問題というと、
エコでロハスなイメージ、
場合によっては少し「おしゃれ」な印象ですが、
その運動に携わる人たち、
特に若手の人たちの労働問題は
あまり扱われてきませんでした。
「ボランティア」・「社会的使命をもつNPO」・
「自由な働き方」・「やりたいこと」等々の美名のもとに
日々労働を搾取される人たち。
一方で、
多国籍企業に容赦なく開発される国々では
環境破壊とともに
貧困に襲われる人たちがいます。
どちらの姿も、
大企業の喧伝する「環境活動」のイメージからは
想起されない「環境棄民」の人たちです。
世界の貧困と私たちの貧困、
そして環境問題は、
実は「棄民」というキーワードでつながっていた。
そこに気付いたときに
私たちの活動は始まりました。
2008年に始まった「LOVE&ビンボー春祭り」は
今年で3回目の開催となります。
今年名古屋では
「生物多様性条約締約国会議(COP10)」が
開催されます。
この会議は、
多くの人の抱くイメージとは異なり、
遺伝子資源から生み出される利潤の
取り分をめぐる政治的駆け引きの
最前線の場のひとつでもあります。
私たちは、
このような政治の舞台である
COP10の開催にあたり、
安易なイメージの連想でつなげるのではなく、
日々の取り組みの中から、
直に手触りのある言葉として
「人間の多様性も大事だね」というテーマを
採択しました。
今年の「LOVE&ビンボー春祭り」は、
従来の「インディーズ系メーデー」の枠を越え、
第81回愛知県中央メーデーのプレ企画として
協賛を受けており、
大行進では
愛労連青年部などが本日鶴舞公園で開催している
「イブニングメーデー」と
運動潮流の違いを越えて連携します。
また、
5月1日・2日に久屋大通公園で開催される
「アースデイ愛知 2010 in久屋」とも
相互出展で連携します。
立場も活動も目的も異なる人々が集う
「LOVE&ビンボー春祭り」の会場から私たちは、
「環境と貧困は地球の大問題」・
「キレイな地球で働きたい」、
そして、
「人間の多様性も大事だね」、
そんなメッセージを発します。
2010年4月25日
「LOVE&ビンボー春祭り」参加者一同
酒井徹
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Last modified on 2010-04-28 17:32:51
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