映画紹介 : 新兵訓練描いたドキュメンタリー「ONE SHOT ONE KILL」 | |
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人間性を奪われる若者たち〜新兵訓練描いた映画「ONE SHOT ONE KILL」 ドキュメンタリー映画「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」(藤本幸久監督)が渋谷・アップリンクで公開中だ。米軍海兵隊へ真正面から交渉をし、取材許可を得て撮影したブートキャンプ(新兵訓練所)における訓練の模様を118分にまとめた。その映像は、観る者自身が、あたかも軍事訓練を受けているような錯覚を覚えてしまう。「可能性をものにしたい」「資格を取りたい」と志願してくるのは、ニキビ面が初々しい若者たち。女性も多く、英語が母語でない移民の子どもたちもいる。移動用のバスから降りた瞬間、新兵たちは人間扱いされなくなる。到着の知らせを告げるため自宅へ電話をかけることすら、教官に大声で怒鳴られっぱなし。個人的な会話は一切許されず「心配ない。仕送りはいらない」と、軍が決めたセリフを絶叫するだけ。ここで4ヶ月の訓練を受けた若者たちが、沖縄の米軍基地等へやってくる。そしてイラクやアフガニスタンなどの戦場へ送られていく。いつの時代も、戦争被害者は貧しい若者だ。(土屋トカチ) Created by staff01. Last modified on 2010-04-14 23:24:21 Copyright: Default |