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裁判所に問いたい!民主主義とは何なのかを!〜「君が代」第三次提訴
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裁判所に問いたい!民主主義とは何なのかを!−東京「君が代」裁判・第3次提訴(原告50名)−

 3月2日、東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟(東京「君が代」裁判)の第3次の提訴が行われ、東京地裁前には100名の原告、支援者が集まった。

 今回の提訴は、2007年2月の第1次提訴(原告173名)、2007年9月の第2次提訴(原告67名)に次ぐもので、2007〜9年の3ヵ年に発せられた主に東京都立学校(都立高校、特別支援学校)教員への「君が代」処分に対するものである。この結果、東京「君が代」裁判の原告団は、のべ290名にふくれあがった。

 記者会見で原告代表の1人(社会科教員)は、「私たちは、君が代斉唱で着席した事で、親、生徒から抗議を受けたことはない」「私は、裁判所に聞きたい!民主主義とは、多数者の為だけのものか」、また他の原告(音楽科教員)は、「ピアノを弾くということは、単に指が動けばいいということではない。『君が代』を弾くことを通じて生徒や式参列者にも私の手と体を使って『歌いなさい』ということは、私にはどうしてもできなかった」と語った。

 2003年の10・23通達(「日の丸・君が代」実施についての詳細を指示した東京都教委発行文書)以降の「君が代」処分に対する原告は、わずか6年間でのべ700名以上になった。この新たな提訴をステップに、目前にせまる卒・入学式で処分者を出さない闘いの広がりが求められている。(湯本雅典)

動画(UnionTube)


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