映画「ヒロシマ・ピョンヤン」が完成 | |||||||
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映画「ヒロシマ・ピョンヤン」完成と上映のお知らせ
朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)で暮す被爆者を描いたドキュメンタリー映画「ヒロシマ・ピョンヤン 棄てられた被爆者」(伊藤孝司監督、上映時間90分)が完成しました。 ヒロシマ・ピョンヤン制作委員会 http://www.jca.apc.org/~earth/iinkai.html 日本政府による在韓をはじめとする在外被爆者に対する援護措置がまがりなりにも進んだ中で、「棄てられた被爆者」となっているのが朝鮮で暮らす被爆者です。日朝関係がさらに悪化している状況で、この問題での日本政府の動きは完全に止まったままです。 在朝被爆者は、382人が生存していることが確認されています。ですが深刻な食糧・エネルギー不足と、医薬品・医療機器が不十分な状況の中で、被爆者たちの健康状態は極めて悪く、死亡者は加速度をつけて増えています。 在朝被爆者の現状を描いた映画として「ヒロシマ・ピョンヤン 棄てられた被爆者」を制作しました。広島県大竹市で暮らしていて広島市で入市被爆したある親子を中心に、描いています。帰国事業によって平壌で暮す娘・李桂先さんは、次々と襲う病魔に苦しんできました。ですが自らの被爆を知ったのは、2004年に訪朝した母親からでした。被爆から59年もたっていました。 この映画のために、平壌市とその近郊で08〜09年に3回の撮影を行ないました。被爆者の自宅アパートでの日常生活のようすや、独特の社会体制の中で生きる被爆者の考えなどにも踏み込んで撮影しています。こうした撮影が実現したこと自体、現在の厳しい日朝関係からすれば極めて特別なことでしょう。 映画は、在朝被爆者の問題だけでなく、日本と朝鮮とに別れて暮す被爆者親子の間に立ちふさがる現在の日朝関係についても詳しく触れています。在朝被爆者への補償と援護措置の実現と、最悪な日朝関係改善のために、この映画が少しでも寄与することを望んでいます。 この映画を日本各地で上映していただくことを希望しています。お住まいの地域で上映を計画してみませんか。ご連絡いただければ上映要綱をお送りします。 <8月の上映予定> ■5日 14:00 「原水禁世界大会広島大会」 上映と監督あいさつ 広島市・YMCA国際文化ホール(広島市中区八丁堀7−11) ■26日(水) 「ヒロシマ・ピョンヤン」上映と伊藤孝司監督講演 4回上映 1時半〜 4時〜 6時半〜 名古屋市女性会館ホール (地下鉄「東別院」下車 ㈰番出口から東へ3分) 主 催: 映画「ヒロシマ・ピョンヤン」上映 実行委員会 問合せ: 西英子(052)808−3241 ヒロシマ・ピョンヤン制作委員会 名古屋市北区大曽根4−6−60 コリアンネットあいち気付 090−5450−5934 iinkai★mbn.nifty.com (★を@へ置き換えてください) Created by staff01. Last modified on 2009-08-04 13:49:12 Copyright: Default |