本文の先頭へ
宮古毎日新聞労組の争議ニュース〜史上2回目の労働者の権利デモ
Home 検索
宮古毎日新聞労組の争議ニュース
-------------------------------------




労働者の賃金や雇い止めは、会社の権限。団交で話し合うべき
内容ではない――宮古毎日新聞社真栄城宏社長は、6月3日沖縄
県労働委員会でこう断言した。審問は、宮古毎日新聞労働組合
が会社の不当労働行為に対する救済を申し立てたもの。2006年5
月に結成された組合は、当初から非正規労働者の権利と雇用条
件の向上を求めてきたが、会社からの組合員いじめや組合つぶ
しが続いた。3年で3人目の雇い止めを強行したほか、組合役員
に対して休日削減や降格、一時金カットなどの暴挙を繰り返し
てきた。結果、3年で組合員は39人から9人に激減した。

宮古島では、「社長は神様。労働者は奴隷」といった考えがま
だあり、経営者と「話し合う」文化がない。民間資本の企業で
労働組合が存在するのは、唯一、宮古毎日新聞社だけだ。島全
体に、労働組合を増やし働く者の権利を主張する大切さを理解
してもらおうと、6月4日、宮古毎日新聞労働組合とその支援者100
名以上が市内をデモ行進し、宮古毎日新聞社で抗議行動を行っ
た。労働者の権利デモは島史上二回目。また夜には、他組合と
ともに「宮古島で労働者の権利を考えるシンポジウム」を開催
した。組合ブログ(mmrk.ti-da.net/)
報告=松元千枝

Created by staff01. Last modified on 2009-06-09 23:01:02 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について