竹信三恵子さん伊藤守さんを講師に『POSSE vol.3』読者セミナー開催! | |
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投稿者: NPO法人POSSE 『POSSE vol.3』読者セミナー開催! 「ワークシェア」の正社員主義、『ハケンの品格』の均等待遇? 08年9月に創刊された「新たなヴィジョンを拓く労働問題総合誌」『POSSE』は今年3月に第 3号が出版され、4月からは全国の書店で販売されており、非常に好評をいただいています。 特に今号では、「派遣切り」と「テレビドラマと労働」を特集テーマとしています。前者では、「派 遣切り」問題の構造的な背景(産業構造の変化や福祉のあり方)や必要な政策(新しい福祉国家や「 キャリアラダー」など)を論じ、後者ではポピュラーな日本のテレビドラマ(『やまとなでしこ』、 『ハケンの品格』、『サラリーマン金太郎』、『銭ゲバ』、『ハゲタカ』など、50作以上に言及して います)から労働問題を分析するというユニークな試みをしています。 そんななか、『POSSE』編集部では、読者の方向けにセミナーを企画しました。 『POSSE vol.3』の執筆者の方を講師にお招きして、掲載原稿に関してお話をいただき、そのあとに ワークショップ形式で参加者からの質問を受け付けてもらうという内容です。 講師の一人目は、朝日新聞編集委員の竹信三恵子さんです。本誌で「日本版「ワークシェア」の虚妄 を超えて ――「賃下げ」か「失業シェア」か――」というインタビューをいただいています。朝日 新聞編集委員として労働問題を中心に活躍されていて、最近は新刊『ルポ 雇用劣化不況』を出版さ れたばかりです。 現在日本で言われているワークシェアリングは、かつて提唱されたものと何が違うのか、そしてドイ ツ、オランダ、フランスのどの実例とも異なる日本の特殊性とは何か、ワークシェア以外に雇用危機 を乗り越える道はないのかなどの点について、解説していただきます。 もう一人の講師の方は、早稲田大学教授の伊藤守さんです。「ポスト・トレンディドラマの「働く女 性」 ――『ハケンの品格』が到達した地平――」というインタビューを掲載させていただきました 。 伊藤さんは早稲田大学教育・総合科学学術院教授、早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所所 長を務めておられ、社会学、メディア・スタディーズを専門とされています。 『東京ラブストーリー』から『やまとなでしこ』、そして『ハケンの品格』など、90年代のバブル崩 壊以降から、00年代の「格差社会」化のあいだに、「働く女性」のモデル、結婚像はどのように変わ り、そして変わってこなかったのかをお話していただきます。とりわけ興味深いのが「派遣社員を理 想化しすぎ」と批判されがちな『ハケンの品格』です。「同一労働同一賃金」の描写など、見過ごさ れがちなシーンや設定から読み込めるという意外な解釈とは…? いずれも、日本型雇用における正社員と非正規社員との均等待遇をめぐるお話になりそうです。 さらには『POSSE』編集部も交えてのディスカッション、参加者の方が講師の方と話せるワークショ ップの時間も設ける予定です。 『POSSE vol.3』を読まれた方も、まだご覧になってない方も、ぜひご参加下さい! 日時:5月31日(日)14時〜(13時30分開場) 講師:竹信三恵子さん(朝日新聞編集委員) 伊藤守さん(早稲田大学教授) 会場:世田谷区北沢南区民集会所(京王・小田急下北沢駅下車徒歩5分) 参加費:2000円(※非正規社員、失業者、30歳未満の若者は500円割引) 詳しくは雑誌『POSSE』ホームページをご覧下さい。 http://npoposse.jp/magazine/ Created by staff01. Last modified on 2009-05-12 01:42:48 Copyright: Default |