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かつてない規模で松下・クボタ現地総行動
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情報提供:ゼネラルユニオン・山原克二

*派遣切り反対!!派遣法撤廃!!まともな直接雇用を!!

 パナソニック電工に社員として原職復帰を求める福島の原告―佐藤昌子さんの決起に応え、全国一
般労組全国協議会が全国によびかけ、おおさかユニオンネットワークや全労協が受け入れる、という
、かつてない規模で、3月1・2日に松下・クボタ現地総行動は開催され、大成功をおさめた。

*全港湾クボタ現地デモと「クボタ・パナソニック争議全国集会」

 3月1日は日曜早朝にもかかわらず、大正区の大阪港での全港湾の春闘とクボタ争議集会に全国一
般全国協から40名が合流。宮城合同と福島は前泊、ユニオン北九州・連帯労組やまぐち・東京東部労
組は始発新幹線での来阪であった。デモは350名にもなり、クボタとゼネラルユニオンの中南米組合
員の隊列とポルトガル語のシュプレヒコールが目立った。

 全国の仲間は、全港湾との昼食会の後、エル大阪でのクボタ&パナソニック争議勝利全国交流集会
に結集した。この段階では宮城合同・福島連帯ユニオンなど東北から20名。全国一般全国協本部・東
京東部・南部・東京労組・全国協神奈川・四国大鵬薬品労組・福岡ゼネラルユニオン・全国協京都な
ども合流し、他府県の全国代表だけでも50名を越えた。月曜朝の松下現地集会と共通して、クボタ・
パナ電工・松下PDP・松下冷機(きょうとユニオンの滋賀)の緊急報告と当該である佐藤・吉岡・三
宅さんの決意表明が胸に迫った。

*松下社員・派遣労働者へのアピールと包囲デモ

 全国一般全国協と、大阪ユニオンネットワークの共同呼びかけのこの連続行動は、2泊後の2日朝7
時からの松下各社前での一斉ビラまきから後半が始まった。松下社員そして、雇い止めで緊迫する派
遣や非正規労働者の通勤の波に向け、3駅頭で二百名の仲間がそれぞれ手分けし、数千枚のビラが配
布された。松下は「ビラまきや問いかけに応えないように」と社内で指示していたようであるが、驚
く程ビラの受け取りが良かった。

 現地集会後、守口市民会館から包囲デモが出発し、宣伝カーを連ねたアピールは、広い構内へも響
き渡っていった。各社前では、シュプレヒコールや佐藤さんの訴えが続いた。途中の松下歴史館前に
は松下幸之助の銅像が立ち、「松下は物を作らず、人をつくる」との銘板があり、しかもその寄贈者
が、派遣法改正に反対している電機連合松下労組とわかり、「幸之助も泣いているぞ」と爆笑の渦と
なった。  

 突入されまいとパナソニックはゲートを閉ざし、警備の社員が居並ぶ中で、闘いの効果は抜群であ
った。宮城合同と佐藤昌子さんはデモ出発前に、パナソニック電工宛に団交を申し入れ、パナソニッ
ク(旧松下電器)も申入書を受取らされた。多忙な争議の最中、かくも多数の部隊が大阪に結集し、
大阪の全港湾・全日建・全労協・ユニオンと、多彩な連続行動を共に闘いぬいた意義は大きく、「3
月決戦」へのひぶたは切っておとされた。

Created by staff01. Last modified on 2009-03-07 01:17:13 Copyright: Default

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