報告 : 若い世代が目立ったレイバー映画祭 | |
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レイバー映画祭事務局・松原です。 きのう(9月26日)はレイバー映画祭に多数ご参加いただきありがとうございました。 1週間前くらいは、メール予約の数も30くらいだったので、大変心配していましたが、 徐々に予約も増え、前日には90までいきました。そしてフタをあけたら、 220人(実数)もあつまり、用意した資料(200)がなくなりました。 「毎日新聞」が26日朝刊で紹介記事をだしたので、それを見た参加者も10人以上はいたと 思いますが、全体には、クチコミのチカラとこれまでのレイバーネットの運動の 積み重ねの成果だと思います。また今回はユニオン系の作品が多かったため、首都圏青年ユニオン・ 東京東部労組・ガテン系連帯・東京ユニオン・全統一労組などアクティブな組合の参加が目立ちまし た。それから、中国人研修生・遠征闘争中の韓国労働者など、国際色豊かでした。 また、参加者の特徴は、若い人が多かったということです。全体に10歳くらいは 若返ったと思います。 ケン・ローチ「この自由な世界で」以外は無名の作品でしたが、 毎回ほぼ満席でした。現実をするどく描いた作品ぞろいで、好評でしたし、 上映後に制作者・出演者が登壇したことも、感動を深めることになりました。 私は8作品がひとつながりのように見えました。労働者がいま置かれている状況は、 どこの国も、どの産業でも瓜二つでした。土屋トカチさんの「会社のほうが詐欺だった」は キヤノンの派遣切りの話ですが、最後のシーンは、大分工場に早朝出勤する 時給300円の中国人研修生の後ろ姿で終わっています。ベトナムの「労働者の夢」では、 ハノイのキヤノン工場の派遣女性の話ですが、彼女たちは田舎からだまされて送り込まれた 人たちです。ケン・ローチの「この自由な世界で」では、労働者同士の 食い合いが出てきます。強欲なグローバル資本は、労働者を分断して支配する、そのありようが映像 にくっきり映し出されていました。 あまりにひどい実態です。しかしそうした状況の中でも 立ち上がる人たちがあらわれています。JR東日本6万人のなかでたったひとりで 国労バッジを付け続ける辻井義春さんと妻・真由美さんには、惜しみない拍手が送られました。 映像をとおしてもっと他の労働者の事を知り、つながっていかなければ・・・。 「万国の労働者、団結せよ」というスローガンが私の頭のなかをかけめぐった映画祭でした。 また二次会で、初めて参加した若い人が「たたかう人たちの姿を見て感動した。勇気をもらった」 という言葉が印象的でした。 Created by staff01. Last modified on 2009-09-27 14:21:27 Copyright: Default |