本文の先頭へ
生活保護の母子加算の復活を! 院内集会で訴え
Home 検索

「もう懲罰はやめて」。生活保護を受けるひとり親世帯に支給 される母子加算を復活させようと、都内近県のひとり親や支援 者が国会で法案を可決するために、6月18日衆議院会館でアピー ルした。

「『あんたが働かないから罰をうけても仕方がない。子ども がその標的になるのは当然だ』といわれているよう」。40代で 小学生と中学生の子どもを抱える女性が訴えると、集まった7 0名近くの参加者は一同にうなずいた。

女性は配偶者からの暴力を受ける中、子どもを抱えて逃げた が、うつ病で仕事が続けられないくなり生活保護を受けている 。しかし、2009年4月に政府は、母子家庭の生活保護受給 者が子ども一人当たりに支給される補助金を廃止。復活法案は 、来週にも参議院厚生労働委員会で審議入りする予定。

静岡大学の布川日佐史教授は、「『加算』はプラスアルファ のおまけではなく、これがあってやっと最低生活が保障される ことになる。マイナスの穴埋めだ」と説明した。

当事者からは加算が廃止されて以降、母子家庭で子どもの教 育費や医療費などをまかなうのに、生活費を削らざるを得ない 悲痛な叫びも聞こえた。(松元千枝)


Created by staff01. Last modified on 2009-06-19 15:34:46 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について