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「教育改革の影」に一石 「学校を辞めます」が朝日新聞の記事になる!
6月3日(水)朝日新聞朝刊(東京都内全域面)で、私(湯本)が著した本「学校を辞めます」が大きく取り上げられた。私は、2006年3月に51歳で26年間働いた東京都公立小学校教員を中途退職した。本意では無かった。同じ06年には東京都で二人の新人教員が自死した。これは、偶然の一致ではない。 現在東京都では毎年多くの教員が自主退職をしている。教員が、絶対的に足りないのだ。あわてた都教委は、東北地方など東京以外の県からも教員希望者を募るという前代未聞の事態に至っている。この原因はどこにあるのか? 君が代不服従で、のべ数百人に及ぶ処分者を出し、都立三鷹高校の土肥校長は都教委の出した「職員会議での挙手・採決の禁止」指示に反対を表明した。これは、東京都の多くの学校現場で、教員が自由に物が言えないという事態を反映している。しかし、この現実は残念ながら表に出てこない。それほど学校現場は閉鎖的にさせられてきているのだ。 私は2004年に当時勤務していた荒川区の英語教育について新聞に投書したところ、新聞発行5日目に校長から「転勤命令」を言い渡された。赴任一年目の、しかも希望してきた学校でである。 意見が言えないということが本人にとってどれだけ苦しいことか、また子どもにどれだけ悪影響を及ぼすかを私は身を持って体験した。この現実を、今後も出来る限り発信していきたい。そして、学校という場が教員同士自由に意見を言い合い、子どもや親・地域に本当の意味で開かれた環境に変わっていけるようになることを願う。 (湯本雅典)
書籍「学校を辞めます −51歳・ある教員の選択−」(合同出版刊 湯本雅典著 税込1260円) 下記のアドレスに直接申し込んでいただければ、1000円(税込・本の送料当方負担・振込手数料のみご負担願います)でお送りします。
*朝日コムのサイトに記事全文が載りました。↓ http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000180906030001
Created by staff01. Last modified on 2009-06-03 15:42:37 Copyright: Default |