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報告 : 人権と報道を考えるシンポジウム
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第24回人権と報道を考えるシンポジウム
裁判員制度と犯罪報道
                 報告・写真 大地実 


左から山口正紀氏、川畑幸夫氏、渕野貴生氏、浅野健一氏

 11月22日(土)午後1時半から、水道橋・東京学院で「 裁判員制度と犯罪報道」をテーマに第24回人権と報道を考え るシンポジウムが開かれた。

 パネリストは、志布志事件・「踏み字国賠」原告の川畑幸夫 さん、立命館大学大学院准教授の渕野貴生さん、同会世話人で 同志社大学教授の浅野健一さん、司会は、同じく世話人の山口 正紀さんで進行した。

 警察権力の中にも巣くう悪党らの手によってデッチアゲ逮捕 、さまざまな拷問などによるデッチアゲ自白の強要などでの冤 罪が作り出される構図が明らかにされた。このような警察の腐 敗の構図を正すために、違法なデッチアゲ事件を犯した犯罪者 である悪徳警察官等を逮捕し裁かなければ、法の正義は実現さ れえない。まず、そうすことが先決である。そういう改革をし ないで、杜撰極まりない裁判員制度の拙速な導入は、国民を強 制的に殺人の共犯者にしかねない「現代の赤紙」、「平成の赤 紙」と見なすべきであろう。

 パネリストの渕野貴生さんには『適正な刑事手続の保証とマ スメディア』の著書がある。
 志布志事件の中山信一さんが、県議会の仕事で参加できなく なったため、急遽「踏み字国賠」原告の川畑幸夫さんが来られ た。

   なお、この日、「裁判員制度に反対する集会とデモ 全国一 斉行動 東京集会」が午後1時30分から三宅坂・社会文化会 館講堂で開かれ、集会後3時から銀座デモが行なわれ、一般市 民にもアピールした。


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