提訴&会見〜トヨタ系の期間工首切りに反撃開始 | |
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北です。 自動車、電機産業で無情な派遣切り、期間工切りが吹き荒れるなか、トヨタ系自動車部品メーカー ・ジェコー(本社=埼玉県行田市)で、雇い止めされた期間工と組合が、地位保全を求めて立ち上が ります。 彼女たちは長年偽装請負で働かされ、労働局に申告。直接雇用されて1年ちょっとでクビになりま した。連続深夜勤で体を壊したことを雇い止めの理由にされている人もいます。 米国発金融不安とも、派遣法抜本改正とも関連する、全国的意味をもったニュースだと思い、お知 らせします。なお会見場所は弁護士事務所なので、取材目的なら社員、フリー問わず参加できます。 (ジェコー労組による案内、ここから) ― 「派遣・期間従業員から切っていく」が当然視されてよいのか? 生存権はすべてに優先する ― 不当解雇に対する提訴、および記者会見のお知らせ 報道関係各位さま 2008年11月11日 JAM神奈川ジェコー労働組合 (216-0012 川崎市高津区坂戸1-17-20 TEL・FAX044-833-4260) 日ごろのご活動に敬意を表します。 さて、私たちJAM神奈川ジェコー労働組合行田分会の3名の組合員が、10月25日不当にもジェコー 株式会社(行田市富士見町1-4-1)を解雇されました。これに対して、11月14日9:30に埼玉地裁熊谷 支部に地位保全の仮処分申し立てをいたします。また、この件に関して14日当日11:30よりさいたま 市内の埼玉総合法律事務所におきまして記者会見を行いますので、お知らせいたします。 ジェコー株式会社は偽装請負を続けており、07年秋にわが組合員2名が偽装請負の事実を告発し、 問題解決のために正社員として採用べすきとジェコー株式会社に要求しました。この告発を契機に当 時ジェコー株式会社で偽装請負状態で働いていた派遣労働者80名余りが07年9月より「期間工」とい う名前の直接雇用に切り替わりました。その後「期間工」として1回更新したのち、08年4月より「期 間従業員」という名前の直接雇用形態に転換しました。 今回の解雇は、何よりも偽装請負を告発して正規労働者と同等の待遇を実現するべきと要求してき たわが組合員を狙い撃ちにした不当労働行為であり、偽装請負についての責任を隠蔽し放棄するもの です。 その上で、4月から期間従業員に切り替わった労働者の第1回目の更新時期が10月25日であったにも かかわらず、その30日前の予告もすることなく10月22日、23日という段階になっていきなり更新拒否 を通告してきたもので労働基準法に反し、さらには会社の期間従業員就業規則にも反する不当な解雇 です。 世界金融恐慌の激化を受けて、自動車、電機などの大手製造業で「派遣、期間従業員から人員整理 」などと報道されていますが、今回のジェコー株式会社の解雇攻撃も、わが組合員をねらった不当労 働行為であるとともに、景気後退を受けての「雇用調整」と考えられます。 しかし、派遣・期間従業員の多くは、借り上げ寮に生活し、北海道、東北など失業率の高い遠隔地か ら来ている労働者です。契約打ち切りは、たちまち生活の危機に直面し、ホームレスになるしかない 状況です。景気が後退したから、派遣・期間従業員だからと、弊履のように路頭に放り出してよいは ずはありません。 こうした昨今の風潮に対して組合としては強い怒りを覚えています。全国の同じ境遇におかれた非正 規雇用労働者のためにも、法的手段も含めて闘うことを決断したものです。 記 (1) 地位保全の仮処分申し立て 11月14日 午前9時30分、埼玉地裁熊谷支部(熊谷市宮町1-68) 解雇された組合員3名を含む当組合員と代理人弁護人数名 地裁外では、横断幕を広げてのアピールも行いたいと計画しています。 (2)記者会見 午前11時30分より、 埼玉総合法律事務所(さいたま市浦和区高砂3-10-4) (ここまで) 北健一(ジャーナリスト) Created by staff01. Last modified on 2008-11-12 15:52:23 Copyright: Default |