韓国労働者大会に参加するためソウルを訪ねた。11月8日夜に開かれた前夜祭は、ソウル駅前を埋め尽くす大きな盛り上がりを見せた。個々の闘いの報告と音楽と群舞とが参加者と一体となった演出で、とても感動した。圧巻は手製の紙風船による熱気球（?）で、数百の赤い気球が夜空に舞い上がると大きな歓声が上がった。火事にならないかと冷や冷やする一幕だった。
翌日9日の2時から始まった労働者大会は、ソウル市大学路を制圧する3万人の大集会となった。舞台に設営された大スクリーンは、後ろの方では見えなかったが、響き渡る音響の下に一同気勢を上げた。歩道上には、各組合が開いた出店があって交流の場になっている。
拘束が心配された民主労総委員長の登場を巡って緊張もあったが、委員長はビデオ出演になったため、集会は平穏に終わった。集会では、年末に向けたストライキを含む闘いの意志統一がされた。
ことし前半の空前のロウソク集会の記事に触れていたが、今回訪問して、イ・ミョンパク政権に反撃する韓国労働者の息吹を感じることができた。（写真と報告・川村剛史）
↓前夜祭
↓日本から参加した全日建連帯労組の小谷野書記長
↓みんな一体になって歌をうたっていた
↓ちょっと危ない熱気球（?）
↓労働者大会は道路を占有して開かれた
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