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6.14フェスタに参加して(攝津正)
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9条改憲阻止の会の挑戦:6.14フェスタに参加して(攝津正)

2008年6月14日(土)、9条改憲阻止の会が呼び掛けた6.14フェスタに参加してきた。 去年も参加しており、今年で二度目だ。私は、開場前に、15分程度津軽三味線を演奏 するように乞われて快諾し、やってきたのだ。リハーサルも、演奏もつつがなく終わ り、フェスタそのものに参加した。印象は、政治的には勿論、音楽的にも興味深いイ ベントだったということだ。三上寛や頭脳警察のパンタなどは初めて聴いたが、音楽 的な豊穣さに驚嘆した。また、ヤスミン植月千春のアラブ楽器演奏も素晴らしかった。 が、一番印象に残っているのは、沖縄からやってきたという人のギター弾き語りの音 色の美しさだ。政治的にも、沖縄の問題と後期高齢者の問題が一番心に訴えるものを 感じた。

9条改憲阻止の会は、60代、70代の安保闘争や学生運動の経験者である老人達によっ て構成されているが、自分らが老人であるということを、時に厳粛に、時にユーモラ スに語るのは実に素晴らしいと感じた。去年の6.15の取り組みから1年の間に亡くな った6名の賛同人を追悼し、同世代に、病院や施設に入るのではなく国会前で闘おう と呼び掛ける。「私達は、分派闘争だの何だのを繰り返すうちに、気付けば爺婆にな ってしまって…。これからは小異を残して大同につこう。昔取った杵柄を取り返そう」 と力強く訴える姿に共感した。

最後に、2時間程のデモに出発したが、沿道の人々の視線も概ね好意的なようだった。


Created by staff01. Last modified on 2008-06-15 10:51:56 Copyright: Default

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