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9条改憲を許さない6・14フェスタ開かれる
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報告 大地実

9条改憲を許さない6・14フェスタが、6月14日(土)東京・日比谷野外小音楽堂で行われた。 60年安保闘争で警官隊によって殺された当時東大生だった樺美智子さんの遺影が会場に設置された。

 
同フェスタは以下のブログラムに沿って進行した。
午後1時:開場一午後1時15分:前奏  摂津正(三味線演奏)一午後1時30分:開演

開会挨拶:司会(淵上太郎・藤山ジュンコ)
1.歌        ぼけまる――ギター弾き語りとマンドリン演
2.スピーチ    衆議院議員・平岡秀夫
3.歌        望月彰二――忘れまい6・!5――樺美智子さんの遺影に捧げる
4..歌        藤山ジュンコ――ウイシャルオーバーカム
5.スピ・一チ    ――反原子力から――小林圭二
6..スピーチ    ――9条ピースウオーク参加報告――日本山妙法寺・石橋行受上人
7..歌        安里正美――沖縄の心を歌う
8.一人芝居    桑江テル子(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会)
9.スピーチ    ――沖縄辺野古新基地建設の最前線で闘う――ヘリ基地反対協・安次富浩
10.歌       三上寛――アナーキストフォーク
11.スピーチ   2008年自由と生存のメーデー実行委員会か――山口素明
12.歌       ヤスミン植月千春――イスラムの民族楽器で歌う
13.スピーチ   ――自衛隊イラク派兵差し止め訴訟弁護団事務局長――川口創 
14.スピーチ   ――国会報告・自衛隊海外派兵を常態化する恒久法―衆議院議員・保坂展人
15..歌       PANTA(ロックアーテイスト)
16.スピーチ   ――後期高齢者医療制度の撤廃を――全水道退職者会・富沢一郎
17.合唱     九条の会草加――われら愛す
18.スピーチ   ――石原都政下の教育の反動と闘う教員から―根津公子・増田都子・伏見忠
19.スピーチ    ――スピーチにかえて(詩の朗読)―下山保(フェスタ実行委員会)
20.合唱      フェスタ実行委員会混声合唱団――戦争の放棄 (べ一トーベン作曲交響曲第9番・合唱で『9条』を歌おう)
21..集会宣言   塩川喜信
22.シュプレヒコール

フェスタ終了後、参加者たちは4時から小音楽堂を出て一中幸門一国会通り一外堀通り一東京駅八重洲ロー常磐橋公園(解散)の銀座コースのデモをした。

なお、スローガンと集会宣言は以下である。
スローガン
■9条改憲を許すな! 9条を世界に広めよう!
■自衛隊の派兵恒久法反対! 自衛隊はイラク、インド洋から引き上げろ!
■沖縄の基地をなくせ! 安保条約を撤廃しよう!
■後期高齢者医療制度を止めろ! 年寄りを殺すな!
■非正規雇用をなくせ! 若者を生きさせろ!
■命を奪う原発反対! 日本の核武装を許すな!
■日の丸、君が代の押し付け反対! 思想信条、言論の自由を守れ!

集会宣言

本年の「9条改憲を許さない6・14フェスタ」を、私たちは、ここ日比谷小音楽堂で、数多くの歌、様々な闘いの現場からの報告やメッセージを豊かに組み合わせて開きました。こうした趣向は、会場の都合によってやむを得ずこうならざるを得なかったという側面はありますが、私たちに新しい運動に必要な側面を気づかせてもくれました。それは、闘いは歯を食いしばり眦を決してやらなければならない時もあるが、楽しく心を浮き立たせるような側面も時に必要だということです。参議院選挙での政府与党の敗北、安倍内閣の崩壊によって、表面的には改憲に向けた動きは緊迫の度を減じたかに見えますが、改憲勢力は中央でも地方でも改憲に向けての策動を弱めてはいません。私たちは、昨2007年の「9条改憲を許さない6/15共同行動」で集会宣言を採択しました。そこで私たちは、ひとりの個人として自らの意志に基づいて参加すること、「9条改憲阻止」の一点での一致を大切にし「小異を残して大同につく」こと、暴力的対立抗争を排除すること、あらゆる反改憲運動と連帯し協カすることを確認しました。私たちはこの確認をふまえながら、国会前の座り込み、9条ピースウォークや9条世界会議への参加などの行動を積み重ねつつ、今日の集会へと歩んできました。こうした行動と今日の集会を足場に私たちは更に広範な民衆と協働し、様々な改憲阻止の運動と連帯しながら、今後も運動を続けて行きたいと考えています。戦争、地域紛争、飢えと貧困・格差の拡大、自然環境と生存環境の破壌、支配層から民衆にまで及ぶモラルの低下、等々がグローバリゼイションの下で進行しています。世界の民衆、とりわけ貧困な国や地域の民衆は、最低限の生存手段さえ奪われています。7月洞爺湖で行なわれるG8は、こうした間題を解決するどころかグローバル資本の利益追求の場と化す危険が大いにあります。こうした流れに抗するため、憲法9条に示されている理念こそ、現在そして将来の目本と世界にとって最も大切なものであり、憲法9条の理念を国際的に広めてゆくことが肝要だと私たちは考えます。この集会の参加者が属する家庭、職場、学校、地域、組織やサークルなどあらゆる場所で、9条改憲阻止の運動を広げていこうではありませんか。

2008年6月14日
9条改憲を許さない6・947フェスタ


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