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「毎日新聞」に首都圏青年ユニオン関連記事
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首都圏青年ユニオンの山田です。

本日(4/28)の毎日新聞に首都圏青年ユニオンのことが書かれた記事が載りました。
執行委員会の食事風景の写真も記事には載っています。

記事とは別のものですが、料理の写真は「首都圏青年ユニオンの活動写真集」にも載っています。
http://www.seinen-u.org/photo-page.html


以下、web版より

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働くナビ:個人加盟労組に若者が集まる理由は?
http://mainichi.jp/life/job/news/20080428ddm013100002000c.html

◆個人加盟労組に若者が集まる理由は?
◇「非正規」、連帯感求め−−運営に工夫、支援広がる
 「若者が労働組合に関心がないなんてことありません」。フリーターや派遣など非正規労働の若年者を中心に組織する首都圏青年ユニオン(武田敦委員長)の河添誠書記長は言う。不安定で低賃金の仕事に就く若者たちが「現状を何とかしたい」と労組に参加するケースが増えている。
 首都圏青年ユニオンは、00年に約30人でスタート、今では約300人の組合員を抱える。正社員の労組と違い、一人一人が個人で加盟する労組なので、組織化には困難がつきまとう。だが、牛丼店アルバイトの解雇撤回や不払い残業代を取り返すなどの取り組みが若者の共感を呼び、組合員は徐々に拡大していった。河添書記長は「若者は非正規に置かれ、バラバラにされている。仕事にまつわる悩みや困難を抱えても相談できる人も組織もない。そんな中、組合に若者のつながりを求めている」と分析する。

■仲間も団交参加
 一方で、ユニオンの運営にはさまざまな工夫を凝らす。一つが団体交渉への参加。組合員が経営側と団交をする時は、広く仲間に呼びかけ参加者を募る。問題解決を人任せにしないことで、当事者は心強く、他の組合員には仲間意識が生まれる。生活費が苦しい仲間もおり、団交参加の交通費は組合が支給する。美容師の男性は、不払い残業問題で組合を訪ねた。1人で闘っていた時は会社から嫌がらせや誘惑を受けたが、ユニオンに加入し、共に闘ってくれる仲間に励まされたという。
 会議もユニークだ。月2回の会議では「ユニオンズ
テーブル」と銘打ち、200〜500円で食事を出す。ある日のメニューは親子丼、餅入り豚汁、ピータン豆腐……。料理が得意な組合員らが総がかりで食事を作る。会議の雰囲気が柔らかくなり、自由な発言が次々に飛び出し、おなかも心も満たす。
 組合費は月収に応じて500〜3300円。非正規の仲間は多くを負担できない。だが、活動には事務所や電話、コピー機など費用がかかる。多くの相談に応えるためには専従活動家も必要だ。

■サポーター募集
 そこでユニオンは、資金的に活動を支援するサポーターを年会費6000円で募集した。取り組みの遅れていた非正規問題を扱う労組に700人を超える大学教授や労組員などがサポーターになってくれた。会員にはニュースレターを送り、組合の活動を伝えている。法律面は20〜30代の若手弁護士が弁護団を結成、手弁当で駆けつけてくれる。ユニオンは非正規問題に正面から取り組むことで支援の輪が広がっている。
 河添書記長は「不払いや解雇などひどい労働条件が当たり前のように行われている。孤立せず当たり前のことを要求するには組合が必要だ。つながることから声を上げていきたい」と話す。【東海林智】

◇組織率、32年連続で減少
 労働組合に加入している組合員は07年、1008万人を数え、06年に比べて3万9000人増加した。増加は13年ぶり。だが、労働者全体の増加もあり、労働者が組合に加入している割合を示す労組の組織率(推定)は0.1ポイント減の18.1%と32年連続で下がった。

毎日新聞 2008年4月28日 東京朝刊

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