偽装請負告発者ネット一日行動〜微力でも無力ではない | |
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松元です。
4月11日、偽装請負告発者ネット(正式名:偽装請負を内部 告発する非正規ネット)の仲間と一日要請・請願行動に出かけた報告の詳細です。 厚生労働省側で重要な点は、「偽装請負」問題の本質を理解されていないことでした。本来、それまで実態としてあった直接雇用を維持したうえで、労働者に対して期間の定めのない雇用と社会保障を付与することが解決となるのですが、現行の派遣法によって規制しようとしているのが厚労省です。同行した民主党枝野幸男議員からは「超党派の委員会を設置して再検討していく必要がある」との言葉をいただけたので、これからの動きに期待したいと思っています。 ILO(国際労働機関)には、日本の非正規労働者が直面する問 題について検討してもらえるよう請願書を提出しました。年々増加する日本の非正規労働者が賃金や雇用保障の面で差別的に扱われていることや、私たちの間では偽装請負を訴えた途端に企業側からいじめや解雇といった不当な扱いを受けること、行政からの理解が得られず司法の場でも企業に偏った判断をする傾向があることを伝えてきました。長谷川真一駐日代表は、先進国に広く見られる非正規労働者の雇用問題について今後検証する貴重な材料になるので本部に伝えると約束してくれました。彼の言葉が社交辞令でなく、実際行動につながることを期待します。長谷川氏からは、他にも多く同じような情報が得られれば、本部へ随時報告していくと聞きました。私たちにとって「外圧」として働けば幸いです。 私たちが聞いてきた言葉が、偽装請負で雇われている労働者仲間や他の闘争に役立つ情報であれば、共有して有効に活用していただけるよう願っています。 偽装請負告発者ネットの仲間の言葉を借りるなら、私たちは微力ではあるけれど、無力ではないことを信じて、ひとりでも多くの仲間と共に立ち上がっていければと思っています。 これからこの当事者間でのネットワークを広げ、様々な労働現場での実態を告げるため、各所への要請行動は継続していく予定です。 偽装請負告発者ネットには、キャノン非正規労組、松下プラズマ、神戸刑務所、東芝家電製造、光洋シーリングテクノ、朝日新聞の労働者が加盟しています。 松元千枝 偽装請負告発者ネット (ヘラルド朝日労組) *ちなみに、地位確認を争う朝日新聞との裁判は、最高裁上告審申請が却下されました。引き続き、地道に騒いでいくので、よろしくご支援お願い申し上げます。 Created by staff01. Last modified on 2008-04-16 10:55:00 Copyright: Default |