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ミサイル展開訓練〜自衛官も「ばかばかしいよね」とビラ受け取る
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ミサイル展開訓練反対宣伝に
隊員 「ミサイルばかばかしいよね」 「がんばって」 と声援!

        練馬平和委員会  坂本茂

  11月に続き12月21日(写真)、陸上自衛隊練馬駐屯地 (練馬区北町) 正門前で駐屯地周辺住民や労組、女性団体、政党の参加で新テロ特措法やパトリオット (愛国者) ミサイル展開訓練反対などの住民の 声を隊員や家族に向け届けた。

  「政治も変って、セガレもケェーッテきた もう 「イクサ」 の 手助けは イイダンべ! オトウより」 と労組組合員がつくったプラカードも掲げられた。

  憲法9条で命を守られている隊員の反応は凄い、ビラは130人を超える隊員が受け取っていく。ビラ配布している主婦が 「ご苦労様」 と声をかけると、隊員から 「頑張ってよ」 と大 きな声が返ってくる、ミサイルの張りぼてを見上げて 「ミサイルばかばかしいよね」、と言ってビラを取っていく隊員。目配せをくれる幹部隊員。

  防衛省の不祥事などで隊員たちの士気がますます低下しているようだ。

  アメリカで訓練を経験した陸自ミサイル部隊の女性隊員は、「練馬になぜもってくるの? こんな住宅密集地に? 考えられない、レーダー照射時は近づいてはいけないの よ」 と、今年9月から警告している。

  通りかかった若者はビラを見て、「ヤバイね、ここに来るんだって? ミサイル当たるのかね、当たらなかったらどうなるの」 と、不安な声が聞こえてくる。   命を守れという訴えに隊員たちの心は動いている。

  練馬にミサイル展開訓練がやってくるという報道に練馬区はキリきり舞いだ。

  12月21日、練馬区職員は産経新聞12月16日付け 「PAC3訓練再延期」 の記事を見て、「朝日、読売なども継続して報道してほしい」 と不満を漏らした。

  練馬区は、既に配備が強行された航空自衛隊習志野分屯基地をかかえる習志野市や船橋市へも照会し、「事前に二度防衛省から話があった、配備後でなければ公表しないでくれと言われた」 という。

  統合幕僚広報は練馬区へ電話で、「新聞報道については関知していない、計画は決まってない、防衛庁から新聞社に話したわけではない、憶測で書いたのではないか、仮に訓練をやるとしても最初から大型のランチャー (ミサイル発 射装置システム) をもってきてやるわけではない、小規模のものは自治体には連絡しないだろう」 と回答した。

  12月28日、統合幕僚広報の佐々木さんは練馬駐屯地展開訓練について、「新聞社は入間基地から近いから練馬駐屯地と書いたのではないか、目的地までの事前の検証は大きなランチャーなくても、通信器材を積んだ4トン級の大型トラック数台でも可能だ、レーダーがなくても照射訓練は可能だ、駐屯地の隣は老人ホームですか、レーダーによる健康被害を考慮している。駐屯地周辺住民には朝霞でも練馬でも訓練の事前のお知らせを出している。展開訓練日程は数日から1週間程度と考える。」、と平和委員会に答えた。

  ネズミ年を迎える駐屯地周辺のネズミ達は「愛国者」に噛み付く訓練に気合を入れている。


Created by staff01. Last modified on 2008-02-07 11:31:30 Copyright: Default

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