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写真速報 : 過労死なくそう! 第2回中島富雄賞にマクドナルドの高野廣志さん
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8月2日、東京・かつしかシンフォニーヒルズで「過労死なくそう!龍基金〜第2回中島富雄賞授賞式」があり、150名が参加した。同賞は、すかいらーくで48歳で過労死した中島富雄さんの遺志を継いで設立されたもの。今回の授賞は、マクドナルドを相手に裁判に立ち上がり、過労死・長時間労働の温床になっている「名ばかり管理職」を社会問題化した現役店長の高野廣志さん(写真下)。故人の遺志を継いでたたかいを続けている夫人の中島晴香さん(龍基金代表・右)から、賞が手渡された。

授賞を受けて挨拶に立った高野夫妻は、当時を思い出して涙の発言となった。「平凡な私たちでもマクドナルドを相手にここまで来た。悩んでいる人には勇気をもって立ち上がってほしい」と結んだ。

二部では、「過労死NO! 生きさせろ!」をテーマに雨宮処凛さんと佐高信さんのトークがあった(写真上)。佐高さんは開口一番「いま一番なくさなくてはいけない言葉が“自己責任”」。雨宮さんも「私の回りの若い人でも、社会が悪いとわかると元気になって、労働運動に関わる人が増えた」と応じた。

三部は、交流会。労組関係者の発言に続き、レイバーネットの土屋トカチさんが今秋に劇場公開する「フツーの仕事がしたい」のアピールをした。この日の集いには、アクティブな組合関係者・研究者・メディア関係者などが集まり、いまの酷い現状をなんとかしようという怒りと意気込みにあふれた集いとなった。(M)

動画・高野邦子さんの発言(UnionTube)


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