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在日本大韓民国民団の談話 : 日本の新たな入国審査制度に対して
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表題の件で在日本大韓民国民団の談話文を転送します。
在日本大韓民国青年会中央本部 金宗洙

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日本の新たな入国審査制度に対して

11月20日から、日本の入国審査制度が変わる。
外国人が日本への入国審査時に、所定の機器を使用し両手人差し指の指紋と顔写真の
提供を強制されるもので、提供を拒否した場合、日本への入国が許可されず退去を命
じられる。

テロの未然防止を名目に、指紋押捺制度を復活させ顔写真登録制度を導入したこの度
の日本政府の処置は、外国人を犯罪扱いするものであり、私たちは到底容認すること
ができない。
特に本団は長年、人権無視の指紋押捺制度撤廃運動に取り組み、日本社会と国際社会
の多くの理解を得て指紋制度の廃止を実現させてきた歴史がある。

アメリカでの新入国審査制度の導入においては、永住権を持つ外国人は一律指紋押捺
の対象から免除されている。
日本においては特別永住者が除外されているとはいえ、一般永住者などの定住者が含
まれている。
彼らは長年、日本の地域社会の構成員として納税等の法的義務を果たし、地域社会の
発展に応分の貢献をしてきた者たちでもある。
のみならず日本政府みずからが日本への永住を許可した者たちでもある。
彼らが日本に再入国のたびに指紋を強要されることは、人権の尊重と個人情報の保護
の面からも、到底看過することのできないものである。

本団は、新制度の施行にあたり、人権無視の指紋押捺制度を見直すことと、
あわせて、長年にわたって生活の基盤が日本にあり定住している外国人に対しては、
この度の入国審査制度の対象から免除するよう、日本政府に対し一日も早い改善を強
く求める

2007年11月19日
在日本大韓民国民団中央本部
国際局長 徐元?

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