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ミサイルより牛丼〜練馬で訓練反対宣伝
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練馬ミサイル展開訓練反対宣伝

ミサイル4発で 牛どん1杯 都民(1200万人)の腹に

練馬平和委員会  坂本茂

 9月28日、第一師団司令部の所在する陸上自衛隊練馬駐屯地(練馬区・北町)正門前で地元住民と練馬平和委員会などがミサイル展開訓練反対の宣伝をした。

 練馬駐屯地は夕方5時半になるとラッパの音が終了の合図を告げ、司令部屋上の日の丸がスルスルと下りてきて今日一日の隊員たちの仕事が終わる。晴れ晴れとした隊員たちは連れ立って正門から私服や迷彩服で宿舎や街中に消えていく。

100数十名の隊員が好意的にビラを受け取った。

「ミサイルより牛どんのほうがいいよ」と歩道を歩く高校生は高いミサイルの値段に驚いている。

「パトリオット一発50億、三菱重工がライセンス生産すると倍に跳ね上がる、米軍再編で3兆円、自衛隊の予算が削られる、ペースメーカーの患者さんは医者から近づいてはいけない場所の筆頭にミサイル基地が入っている」このようなビラの中味を訴えた。128号になる宣伝ビラ「平和のひろば」は住民の手によって区内2箇所にある、練馬や朝霞駐屯地周辺に1400世帯に毎回配られている。

 参加した基地の眼の前に住む男性は「ビラの配り手が増えてうれしい。イラク派遣の時の宣伝は隊員3人に2人は受け取ったが、今回はいくらか少ないかな、隊員も自分たちの事だからな、やっぱり関心があるんだな」と、自分の孫くらいな若い隊員たちに笑顔でビラを手渡していた。


 隊員による住民監視の中 隊員もビラよく受け取るね!

 国会で問題になった情報保全隊の国民への監視=スパイ活動が問題になったが、本日の街頭宣伝にも自衛隊員は終始カメラを片手に官舎の屋上やフェンスに隠れてピッカピッカっとフラッシュを点灯させ住民達の抗議をよそに写真を撮り続けた。マイクで何度か「情報保全隊と見られる皆さん・・公務員である自衛隊員になる時、憲法を守ると宣誓書を読み上げたはずです、憲法違反になるスパイ行為は直ちにお止めなさい。犯罪になります。」と告げた、ビラを配る主婦は「住民に対して失礼な態度だ、しかし見張られながら隊員もよくビラ受け取るね」とびっくりしていた。


防衛省から練馬区へ「ミサイル展開訓練」今もって音沙汰無し

 本日は参議院会館にて市民団体主催の「迎撃ミサイルPAX3の都心への移動展開演習に関する防衛省公開ヒヤリング」が行われた。練馬区は防衛省から9月6日に「検討している」とだけの練馬区からの質問の回答に困り果てている、平和委員会が区を訪問すると区は「ネット上でヒヤリングが本日だと知った、議会中なので出席できないが、あとで結果を知らせていただきたい」と情報収集に力を注いでいる。


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