大江・岩波沖縄戦裁判と教科書検定の集会報告 | |
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大江・岩波沖縄戦裁判と教科書検定の集会報告(安齋)
沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述を削除するよう求めた教科書検定の意見に対し、「集団自決に軍の関与があったのは明らか」として撤回を求める超党派の沖縄県民大会が29日に開かれるが、東京でもそれに連帯して、27日(木)に「9.27 沖縄県民大会プレ 集会―大江・岩波沖縄戦裁判と教科書検定」が文京区民センターで開かれ会場いっぱいの260名が参加した。 主催は「大江・岩波沖縄裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会」など。 はじめに山内徳信さん(参議院議員、前読谷村村長)からあいさつを受けた。沖縄からの本土の意識の違いがあまりに大きいと語り、沖縄現地でのさまざまなたたかいを報告した。 山口剛史さん(琉球大学准教授)は県議会が検定意見撤回を求める決議を全会一致で決議した経緯や、集団自決の軍の関与を復活させる一致点での統一の重要さを強調した。 林博史さん(関東学院大学教授)は沖縄戦の集団自決で「日本軍の強制」を否定する研究はまったくなく、文科省の言っていることに根拠はないと語った。自身の研究を歪曲されて教科書検定の意見に使われたことに怒りを示した。林さんは「自決ぜざるをえない思考をする人間にすることが日本軍のやったこと、これが批判の核心として、沖縄戦での集団自決に研究が深化してきた」と語った。 最後に寺川事務局長より、各地域で、文科省の沖縄戦の教科書検定意見への撤回を求める請願・陳情のとりくみの行動提起があり、集会アピールを採択して終了した。 Created by staff01. Last modified on 2007-09-29 22:00:44 Copyright: Default |