米国反戦団体ANSWERが100万人デモの提案 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(フェスタ投句募集中) ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/28) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
松田 勲です。
ANSWERからの提案(07/05/31)の全訳です。 (ちょっとあやしい意訳部分もありますが) 今年11月か来年3/22にワシントンで100万人のデモを実現し、戦争を止めよう、という提案です。 **************************************************************** 反戦運動は今何をなさねばならないか? ANSWER連合からの提案 現在の状況の率直で簡明な評価を行い、実際に効果を生みだすことができる戦略を練りあげることは反戦運動の絶対的な責任です。すべての真面目な組織で、特に最も大きな動員力を備えた組織は、受け身の姿勢でいることは許されず、評価をして、決定的な方法で政治的な展望を切り開く行動計画を構築しなければなりません。 この文書は、組織やグループの間の政治的な違いについて、解決を求めたり、詳述しようとするものではありません。そういう問題は存在しますし、また、しばしば詳述されてきました。現時点では、一つの単純な問題に焦点をあてた、はっきりした展望に向けての努力が必要とされているのです。何がイラクでの戦争と占領を終結させるのか、そして、米国の反戦運動は何を行わなければならないのか? 反戦運動が、現時点において、この犯罪的で軽蔑すべき戦争を終わらせるほど強くない、ということは明らかです。すべての組織は問わねばなりません、なぜ、そうであるのか、そして最重要なこととして、状況を直ちに変えるために何ができるのか、と。 答えなければならない最初の質問は次のとおりです: 合衆国人民の運動は、イラクでの戦争と占領を認め、拡張し、かつ予算を出してきたホワイトハウスと議会およびペンタゴンの方針にうち勝つことができるのか? もし、あなたかあなたの組織がこの質問に否定的に答えるなら、残りのものは実際に問題になりません。恐らく、個人は証言をし、抗議し続けることができるでしょうが、それは個人の意見表明以上のものにはなりません。 しかしながら、この質問に対する答えが「はい」であるなら、私たちは様々な要因を評価し、反戦運動の現在の方針とは根本的に異なる戦略を練りあげなければなりません。 歴史的には、一方の側が勝ち、一方の側が負けるか、あるいは、民衆が革命に起ち上がることによって(通常、軍事的敗北の結果としてか、あるいは敗北までの間に)、さもなくば、両方が長びいている間に互いに消耗して、戦争が終わるのです。 イラクの軍事情勢はどうか? 米国はイラクで軍事的勝利を達成することができません。イラクにいる多様な敵たちは、短期間にアメリカ軍を決定的にうち破るほど、軍事的に強くありません。しかしながら、イラクの人民が米国の占領とともに始まった派閥的な分裂を克服することができたならば、イラクが英国軍をイラクから追い出した1958年革命のような全国的な蜂起に繰り返し立ち会うことも可能となるでしょう。しかし、分裂の炎は日々煽りたてられており、占領者に対するそういう自然発生的な全国的蜂起に対する抑制として機能しています。最後に、アメリカ軍は薄く戦線を伸ばされていますが、明らかに暫くの間は占領を続けることができます。そして、イラクの反米勢力は、紛争が長引いていても、まだ疲れ切ってはいません。むしろ、彼らは力とエネルギーを結集していて、占領軍がゲリラ部隊から戦略的主導権を奪うことができないのです。 この複雑な現実、あるいは諸現実を考えれば、私たちは、米国の反戦運動がこの国の政治状況を変革する、戦略的で大胆なイニシアチブをとるに違いないと思います。成功するためには、このようなイニシアチブは、私たちがどこにいるかの正確な評価に基づかなければなりません。 ANSWER連合は、アメリカにおける政治的な課題について、私たち自身の簡潔な評価を提示したい。さらに、私たちは、主要な反戦の連合組織とグループのすべて、および地方レベルで働いているすべての組織に提案を提示するものです。 ■イラク戦争に関する政治情勢の評価 1) わが国の人民は、戦争の継続に反対するよう、決定的に転換してきています。大部分は、戦争が嘘にもとづいたものだと認識しており、勝利がまだ可能であると大統領や将軍達が彼らに請け合っても、大部分はもはや彼らを信じていません。 2) 軍事情勢は、いわゆる戦況の波を考慮しても、好転するどころか、むしろ悪化しています。2007年5月の米国の戦死者の数は、2003年の最初の侵略以来、三番目に高い月となっています。イラク人の死者数は、毎月約3,000人です。200万人のイラク人が国から逃がれました。また、さらに200万人が国内難民となっています。 3) レバノン、イラン、シリアで起きている事態と、パレスチナ人民に対して強められている不安定化の軍事作戦に明らかなように、米国は、その地域全体に対して政治的なコントロールを確保することができていません。 4) ブッシュ政権は、イラクでの失敗と、何千人もの部隊増派でも軍事的イニシアチブを回復できない無力のために、国内でも海外でも、ますます孤立しています。朝鮮および他の国々の問題をかかえているため、ペンタゴンは数十年間、イラクを占領しつづけることを想定しています。 5) ますます、米国の兵士、海兵隊員、退役兵と軍人の家族は幻滅を感じているか、あるいは戦争と占領の継続に完全に反対しています。 6) 民主党支配の議会は戦争と占領を拡張し予算を出すことを圧倒的多数で票決しました。民主党の指導者たちと、議会で選ばれた大多数の担当者の計算は、石油資源に富んだこの戦略的地域でのアメリカの敗北と受けとめられるイラクからの撤退に対して、責任を引き受けるコストをぜひとも回避したいということに基づいています。彼らは、戦争を長引かせることによって、2008年に選挙の優位を確保することができ、世論が戦争の責任は共和党員にあるとすることができる、と思っているのです。さらに、民主党は、共和党員と同じ企業からの献金を受けています。また、彼らは、中東における米国支配という、ブッシュ政権の大きな目的を共有しています。議会は、現在の状況の下で、今後2年間は、そして恐らくそれ以上長く、イラク戦争を終結させないことを完全に約束しています。 ■反戦運動の弱さと強さの評価 1) 過去6か月間にわたって、全国で、地方で、そして地域レベルで、反戦抗議行動がどんどん増えてきています。 2) 反戦抗議行動は結びつきあい、ある場合には、過去のデモには参加していない人々によって始められています。 3) 戦争と占領(あるいは政治家たち)への反対と嫌悪の感情の高まりが、一般兵士と一部の将校の間に形成されています。 4) 大量のエネルギーと活動が、戦争を終結させたいという有権者たちの要求に議会が注意を払うだろうという期待を持って、議会に向けられました。しかし、その代りに、議会が有権者に反対して、戦争を拡張するブッシュに票を投じたとき、怒り、失望、そして絶望の大きな波が起こりました。しかし、効果的な行動に向かっての利用できるわずかな水路が認識されたのです。 5) 反戦の感覚が一般民衆の間に高まっていますが、示威、抗議、そして抵抗の行動の大きさと強さは、一般民衆の間のイラク戦争に対する感情の広大な大きさには全く一致していません。 6) この不一致の唯一で最大の理由は、反戦運動が人民の本当に壮大な決起を先導し、高揚させ、動員するような、共同闘争や、統一した方針ではなくて、ひどく分裂しているという事実です。 ■真に巨大な人民の決起をつくりだすための提案 もしすべての反戦の共闘と組織が、特定の日に、十分な事前の注意と、戦争の終結という単純な要求の下に、ともに協力するならば、100万人を動員することは容易に可能となるでしょう。これを実現させるだけの政治的なムードが、わが国には存在しています。 巨大な決起をつくりだすための組織間の連携を最大限促進するために、ANSWER連合は、100万の強力な行進と集会の日を一方的に設定するようなことはしません。しかしながら、私たちは、2007年の11月のいつかか、あるいは2008年3月22日―戦争の5周年の日に、開催することを提言します。そのような大きなデモンストレーションを実現するために、各組織と共闘がともに総結集することと、全国への拡大と組織化のためには、十分な時間がなければなりません。 今とデモとの間のこの期間は、静止の期間であってはなりません。地方と地域レベルで、この大衆行動へと結実していく反戦活動と教育を強化する時間とするべきです。不運にも、軍隊の政治的関係がアメリカ内部か、あるいはイラクにおいて変わらなければ、戦争と占領は11月からその先まで続くでしょう。私たちは、問題を解決するのに寄与しうる具体的な戦術を提案しています。 ■その目標は、単に一回のより大きなデモではなく、米国史上で最大の反戦デモです。 ワシントンDCを行進する100万人の動員は、全国の至る所で、兵士からその家族から、そして退役兵士まで、草の根の組織化を可能なかぎり雪崩のように誘発するでしょう。大胆で幅広いものへの時間です。権力者たちに疑う余地のないメッセージを送るのは、それは、抗しえないような力となるような形で、合衆国の人民が政治の領域に入るということです。 各グループと運動は、その政治的な独立性を維持するべきです。各グループはその横断幕に様々なスローガンや理念、要求を記入することができます。しかし、私たちが、すべての人々の最大限の動員のための団結のために求められるのは、単純な統一した要求です。グループ間に存在する違いはどんなものであっても、そういうのはいっぱいあるし、また、重要なものですが、私たちがこの国の方向を変える力を表すために、ともに起ち上がるのを妨害するほど、十分な正当性はないのです。あまりにも多くの人々の生命、犯罪的な戦争のすべての犠牲者たちは、私たちの運動が、イラクで戦争を終結させる可能性に到達するのを妨害するようなものを許してしまうには、あまりに貴重すぎるのです。決断と成熟と、そして相互尊重によって、私たちの様々の反戦運動が統一することができるのです。 この提案を考慮していただいて、皆さんからの便りを期待しています。あなたか、あなたの友達、あるいはあなたの組織が、ワシントンDCの通りに100万人を連れて来ることをめざした統一した壮大なデモのためのこの提案を支援してくださる場合、私たちに加わってとサインしてください。このリンクかhttp://www.answercoalition.org/をクリックすればサインできます。この運動は、草の根に基礎をおいているからこそ、強くなってきました。このわくわくする可能性を支持してくださるすべての人から便りをお待ちしています。 来週中には、あなたや何千もの他の人々がこの提案を広め、あなたの組織や家族、友達と議論してくださるでしょう。これを現実のものにする努力の一部なのです。私たちは、あなたから便りをもらい、ともに行動できることを期待しています。 A.N.S.W.E.R.(戦争を止め、人種差別を終わらせるために今行動を)連合による提案 2007年5月31日 Created by staff01. Last modified on 2007-06-24 13:43:33 Copyright: Default |