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韓国山本争議、闘争終結にむけ山場に
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韓国山本労働組合を応援する会の土松です。

昨年6月30日に会社廃業・従業員全員解雇の一方的通告を受けて始まった韓国山本争議が、いま闘争終結に向けて大きな山場を迎えています。
以下、この間の経過を順序を追って報告します。

・昨年12月27日に韓国山本工場が同じ馬山市にある(株)タリンに2億ウォンで売却されて以降、韓国山本労組は韓国山本工場の籠城を続けながら、この間、韓国山本の清算人に対して、以下の3項目について要求してきた。

(1)2億ウォンの売却代金は日本本社に送金せず、労組に払え。
(2)日本本社は謝罪せよ。
(3)韓国人社長は謝罪せよ。

・清算人が日本本社の山本製作所(東京・板橋区清水町)に問い合わせた結果、2月16日に(1)と(2)については前向きに検討する旨、本社側から返答があった。
・そして2月21日、山本製作所本社が清算人をつうじて「売却代金を労組側に渡して争議を終結する旨」表明があった。
・韓国山本労組は、この表明を受けて、2月21日〜22日の2日間、緊急の臨時大会を開催し、賛否投票の結果、賛成多数で本社の表明を受け入れることに決定。
・2月28日、清算人から2億ウォンの代金、また会社を買い取ったタリン側から4000万ウォンの「慰労金」が組合員各自に入金されたことを確認して、韓国山本労組は籠城を解き、同日工場から撤収した。

このように韓国山本争議は、いま闘争終結に向けて大きな山場を迎えています。
これは、何より争議開始から244日にわたる籠城闘争、7次(50回)に渡る本社前遠征闘争、3回に渡る東京総行動などの闘いの結果が引き出したものといえます。

韓国山本労組の孫美子委員長は、支援してくれた在日・留学生を含む日本側の人々への報告とお礼を行なうために、3月末ごろ来日する予定です。
具体的日程が決まれば、また皆さんにご案内します。

以上、この間の韓国山本争議をめぐる状況について、ご報告いたします。

Created by staff01. Last modified on 2007-03-08 11:04:35 Copyright: Default

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